【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

すばらし黄、知性の色っ!


(牧場にあるたった1本の桜。開拓民の心か、当地にはこうした1本桜をよく見かける)
※釧路で桜が満開になった。平年より一週間早いという。つい一か月前は残雪が牧場を覆ってたのに、春をすっ飛ばして一気初夏へと突入した。が、一村を染めるのは桜より草木の黄色である。

※1982年小学館刊「カラーウォッチング」によると『黄色は人類史上極めて重要な二つの現象、つまり生命の源である天の太陽と地上の富の尺度である金とを結んでいる』とある。
※が、同じ3原色でありながら感情や精神を表わす赤や青と比べ、知性を表わす黄色は人気がない。陽気で歓びを暗示する色であるにも拘らず、だ。桜のように物語がつくり憎いせいだろうか。


※道東には本州の春告げ花「菜の花」がないッ!が、それを補うように人々の手に依る黄花が多い。しかも、牧場ではタンポポが黄色度を競い合う。一村は草萌えと相まって黄色に染まるのである。
※不肖ワタクシはこの時期が1年で最も好きだ。「北海道に行くには…?」と聞かれると「寒い日もあるけど、一般に言われる9月よりも5月の連休明けだよ!」と答えてる。今年もその季節に突入した。


※「イエローモンキー」は「ジャップ」同様、白人が日本人を侮蔑する言葉だが、なあに、知性への羨望語と思えばいい。もっとも「アベ組」は、絶対に羨望語とは思えないんだろうが…。小せえなぁ