【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

類人猿とシンクロニシティっ!

※「動物たちの話し声」を借りたなら、その隣にある「わが内なる類人猿」を読まぬ訳にはいくまい。と言う理由で、この本も借りて来た。コチラも古い!早川書房1961年版だ。
[:W330]
(庭のエゾヤマザクラがすっかり紅葉だ。初雪はいつか?クイズを出したい!)
※著者はダーウィ二ストの「ジョン・マキノン」。進化論者である。彼は類人猿に愛情をもって書く。
※『ゴリラのガイは檻の中に悠然と座って、その巨体に驚いて立ち止まったりするする見物人を眺めている。(中略)ガイには人間とゴリラとに共通の祖先に由来するもの、つまり“わが内なる類人猿”を見抜くことができるのである』。
(コチラも字が小さく300ページあった。途中でギブアップ!)
※著者は「動物たちの話し声」と同様、類人猿たちの行動観察を求めて、世界中を奔りまわるのだが、流石にデータが古すぎる。ボノボ(ピグミーチンパンジー)の項では、彼らがチンパンジー属とは違い、実に融和的な種であることが確認されただけだった。
※実は15年前の研究ではボノボの「カンジ」が英語を理解し、マシュマロを焼いて食べたり、「パックマン」で遊ぶ映像などがTV公開されてる。途中で読むのをやめた。・・と。

(庭の13本のオンコ(イチイ)に3本だけ実が付いた。アイヌ語で「クネ二」という)
※なんとシンクロニシティが起こったのである。読むのを放棄した“類人猿”の下に、何とニューズ・ウイーク9・20号が…。その「PicturePower」というコーナーに、「霊長類に宿る人間性を探して」とのタイトルで、世界各地の動物園の霊長類たちの表情豊かな写真が何十枚も掲載されてたのである。
※カメラマンは「バベウ・ボグミウ」。ポーランド出身。彼は書く。『当初は霊長類の怒りや敵意、と言った表情を期待していたが、彼らは誇りに満ちた顔や郷愁を帯びた目など、曖昧な表情を見せ私を驚かせた」その1枚、人類を見透かすようなゴリラの目線に脳を射抜かれた!

シンクロニシティは不思議なことに・・・「あるっ!」信じたほうがいい。