【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

『AIのある暮らし』

※今年の新語・流行語大賞が決定した。広島カープの緒方監督が連発した「神ってる」だそうだ。去年の「ダメよ、ダメダメ〜」から推し量れば、ま、そんなもんだろう。
※ただ、黎明期の「オシンドローム」や「新人類」などに比べると言葉が軽いというか、「う〜んまさに時代を切取ってる」という重みがない。世相が劣化したんだろうか?

(今年は申年。こんなダルマ申を手づくりしてくれた人がいた)
※ノミネートされた言葉の中には「AI」(人工知能)があった。ビッグバン理論のホーキング博士が、危惧を抱いたAIである。「人工知能の発明は人類史上最大の出来事だった」。
※だが同時に『最後』の出来事になってしまう可能性もある」。囲碁で韓国有数のプロ棋士が負けたことで一躍その実態が知られたが、趙治勲名誉名人は2勝1敗で何とか勝利した。
※が、人間は自ら生みだしたAIには勝てなくなるとの危惧が強い。テスラモーターなど先端ビジネスを展開するイーロン・マスクは「AIは悪魔を呼び出すようなもの」だと主張。
ビル・ゲイツも「これは確かに不安を招く問題だ。コントロールできれば、ロボットは人間に幸福をもたらせる。しかし、数年後、ロボットの知能は必ず人間の心配事になる」
※SF作家アーサー・C・クラークはまだAIと言う言葉がない頃「2001年宇宙のオデュッセイ」の中で、スーパーコンピュータの「ハル」が感情を持ち人間に反乱を起こす姿を描いた。
※自動操縦による無人爆撃機銃火器を操る人型ロボットなどAI搭載型兵器は、火薬、核兵器に続く第3の革命ととらえられ、うち一部は数年以内に実用可能となると予測されてる。

(来年は酉年。こんな酉を手づくりしてくれた人がいた。AIにこの味が出せるかなぁ?)
※実は「AI」はドローンや自動掃除機、冷蔵庫、自動操縦車などすでに我々の暮らしに深く入り込んでる。今後「AIのある暮らし」が「愛のある暮らし」になればいいんだが…。
※かつてのSF少年にとってはウレシイ一方、怖くもある。さて、「ゲス不倫」なんてお軽〜い話題だけで暮らしてていいのか、考えなきゃならんのだろうなぁ・・・。