【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

心が安定する遊びっ!

※小学5年の頃、飼ってた黒猫がいた。この黒猫はドアを自由に通行した。(といっても流石に締めはしない!)締めるのはドアに付けた重りを付けた紐と滑車である。

(オイラだってそのぐらいはできるさ、早くチュー公投げてよっ)
※つまり、黒猫が頭で押したり爪で引っかけたりしてドアを開け、通行後に重りの力で自然に閉まる仕組みになってた。考えたのは父親。全自動ドア開閉機だ。流石に尊敬した。
※この黒猫はチョッとした芸もした。ピストルで「バ〜ン」と撃つ真似や催眠術に掛ける真似をすると、ドタッと倒れてくれた。因みにショーウインドウの招き猫の役もやった。

(私はどこに居るでショーカっ??丸見えだねっ!)
※在京時代にも芸をする猫がいた。この猫は煙草のセロファンを丸めて投げてやるとテーブル越しに浮けとめ、手元まで運んできた。「もう一度やってっ!」と言うワケである。
※どうやらペット化途上の猫は、オオカミがそうだったように、気まま、ツンデレだけじゃなく、人間との共生を歓びの素とする個体もかなりいるようだ。では、クルルはっ?

(ふ〜む、左右、どちら側に持ってってやろうかナァ・・・
※その能力の片鱗を見つけた。ボロボロになった鼠の「チュー公」を咥えてきてオイラの前に置く。ソファに飛び乗って、投げてくれるのを待つ。投げる。ダッシュして持ってくる。

(チュー公、ボロボロになっちゃったなぁ。新しいのないのっ?)
※「持っといでっ!」の掛け声とともに投げる。「いい子だね、いい子だね、ほら、ここまで持ってきてっ!」足元に置く。また投げる。これが延々と30分以上続くのだ。
※クルルは飽きたり、疲れたりすることはない。が、いいオトナが、こんな非生産性に興じてていいのかっ?う〜む、ココロは痛いっ!ただ、同じ非生産なら、どうもならん腹立たしい政治ニュースにイラつくよりも、遥かにストレス解消、心の安定は得られるのは確かだっ!