【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

彼岸のお約束事、ドカ雪っ!

※3月中旬、暖かい日が続いた。「このままもう春だね」と不肖ワタクシは言った。が、義妹はせせら笑って「いやぁ。そうはならないわっ!お彼岸の辺りに大雪が来るわっ!」と。
※10年前、移住した年の春のことである。そして彼岸の入りの日、天候はまさしく義妹の予言したとおりになった。30cmほどのドカ雪が降ったのである。

(この日は、夕方まで降り続いた)
※信州じゃ彼岸と言えばもう春。よしんば雪、としてもせいぜい風花が舞う程度。「彼岸にドカ雪」は“想像外”だった。が、それ以来、毎年“想像外”を体験することになる。
※今年も3月22日、50cmを超えるドカ雪が降った。前日には黒い地肌と熊笹に覆われてた裏山も再び白銀の斜面となった。車は雪に埋まった。雪かきファーストの朝だ。

(重〜い湿雪。重機でもなかなか押せない)
※が、この時期降った雪に人々は慌てない。年明け前の根雪化、アイスランド化する緊迫感や恐怖はない!多少日にちがかかっても、間違いなく解けていくからだ。
※だから、除雪にもゆとりがある。除雪車の動きも比較的ゆっくりしている。案の定、除雪後の午後には道路に乾く場所も現れた。そう、先や未来が見えれば不安は少ない。

★道東のお約束事、「彼岸のドカ雪」は偏西風と南岸低気圧の位置関係に依るもので、春への恒例行事のようなものだ。この犯人は気圧の配置と言っていい。
★が、世界の「想定外のドカ雪」を降らせてるA級戦犯は・・・・・う〜む、沢山いるなぁ。しかも、戦犯たちは誰も未来を見てないし、見せてないッ!

★皮肉にも、春山登山訓練中に雪崩が発生、将来嘱望される若き多くの命が絶たれたっ。合掌以外に何もできないのがやるせない。やはり雪は魔物だ。何を引き起こすかわからないっ!A級戦犯たちを支持する人々も、よ〜く頭に刻んでおくがいいッ!