【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「福来たる!」

※お彼岸のドカ雪からわずか6日後。雪の中に春を見付けた。何の影響もなかったように例年どおり福寿草が咲いてたのである。「福、来たる!」。改めて植物の逞しさに恐れ入った!
※きっと時を待ってたんだろう。同じように時を待つフキノトウアイヌネギ(ギョウジャニンニク)、タラの芽、コゴミなど、多様な植物、山菜の映像が脳をよぎる。

(今年の一番花)
※道新のコラムに「植物の多様性と日本の〇〇」というコラムがあった。面白かったので引用してみる。筆者は「岩佐光啓・帯広畜産大教授=環境昆虫学」。コラムは語る。
※『自然生態系では、多様な生き物がいて初めて均衡が保たれる。特に多様な植物が維持される大きな要因は、葉、茎、根、実、タネなどのさまざまな部位を食べる多様な植物性建立が、異なる役割や機能をもち、特定の植物の独創的繁栄を許さない複雑な仕組みを作っていることにある。(中略)

(蕾の一株。手前の白い部分はまだ解けてない雪)
※北海道の小さな無人島・渡島大島では、植物性昆虫が貧弱なため、多様性を維持する機能が失われ、アメリオニアザミという外来種が1強となって島中を覆い尽くし、異様な光景が広がっているという。
※(安倍1強といわれる政府自民党の)多様性をを欠いた日本の政治が、どんな異様な社会をもたらすのだろうか。特定の政治家の考えの独走的繁栄を抑制する仕組みが今危うい』

(バックの白い部分も解けてない雪)
※〇〇に入る文字が何か、もうお分かりだろう。そう、“政治”である。その抑制の仕組みの完成こそが、日本のみならず、世界にはびこる極右、独裁などを排し、寛容で多様性に富んだ「福、来たる」時を呼び覚ませるんだろうっ!