【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

新「Japan as NO.1]


(芽吹き始めた木々は、青い空を押し上げていく)
※阿寒湖のマリモを漢字で表記すると“毬藻”。つまり茎がある普通の藻と違い、“毬藻”は球体の“藻”だ。今年は植物学者川上滝弥氏の発見・命名から120周年にあたるという。
※マリモは、その球状の形だけでなく、ちぎれても再生する実に神秘的な“藻”だ。アイヌ人たちが川上氏の発見以来「ト・ラサンぺ(湖の精)」と呼んで大切にしたのも分る。
(オンコの新芽がイキイキと)
(ハイマツの新芽も負けてない)
※この美しい神秘的な生き物が、今秋「国立台湾博物館」に移送、展示されることを、道新の夕刊コラム「今日の話題」で知った。タイトルには「阿寒湖の妖精」とある。
※『海外への「移送」についてははるか昔に既に行われていた。渡り鳥によってだ』と、同コラムは書く。
(庭から山の斜面へとオオバナノエンレイソウのお花畑が・・・)
マリモは北半球200か所余りで生息が確認されているが、これらは阿寒湖のマリモを起源としていることが釧路市教委マリモ研究室の若菜勇室長らの遺伝子解析で7年前にわかった。(中略)鳥のふんに含まれるか体に付着して運ばれたとみられる。
ニリンソウも交じって・・)
※世界各地の湖沼で息づく阿寒湖の妖精たちに思いをはせつつ、あらためてマリモを眺める。神秘性が一層、深まった。(山田 新)』つまり、世界のマリモの本家は阿寒湖。唯一、阿寒湖から世界へ送りだされた希少種だ。その豊かさは大いに誇っていいッ!
※庭から山へ、いまを盛りと咲く「オオバナノエンレイソウ」のお花畑を見ながらふと考える。そう、日本には世界が羨む原点や世界唯一のものが山ほどあるじゃないかっ!

(なんだか、生を笑顔で歓喜してるように見える)
※清澄で豊かな水、豊穣な海、奥の深い歴史、独自の文明、四季折々の自然、勤勉な人々のDNA、そして世界に宣言した理想の平和憲法・・・まだまだあるぞっ!
※う〜む、実はこれらこそが新しい「Japan as NO.1」じゃないだろうか?実は、誇りはこんな身近にあるんだよ、シンゾー君っ!「責任は自分にある」と発言し、その場をやり過ごせばすればいいというのは、誇りを欠くした人間なんだよ、シンゾー君っ!