【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 「ハト派」「タカ派」そして「カラス派」!

(優雅だが鋭い眼と爪で狩りをするオジロワシ

※「人間どもは、ワシらオジロワシオオワシを「空の王者」と思ってるらしい。ま、そう思って貰うのはまんざらでもない!「百獣の王ライオン」と同じだからな。
※確かに、鋭い目つきのワシらは凛々しく見えると思うし、カラダもデッカイ。が、チョッと気恥ずかしい部分もある。「ワシ」らはこう見えても、実は「カラスより弱いのさ」

(胸がシルバーの毛のシルバーバスト。この辺りに住みつき、毎年雛を孵す)
※何しろ奴らは「悪賢いし」「しつこい」。おまけに「集団化の優位を知っている」。トンビたちは何時も追い回されてるし、ワシらにだって、亜っかかっては餌を横取りする!
※奴らの悪逆、暴走、非道はそれだけに収まらない。天敵と言われる「タカ」だって、軍団で逆襲することがある。傍若無人、やりたいホーダイだ。王者はカラスじゃなかろうかっ?

(今年早くも還ってきた軍団。と言うことは秋が近い!最盛期には1000羽以上になる)
※話は違うが、かつては「タカ派」「ハト派」が棲んでた。いやなに、永田村の話だ。「ワシ」らの名はなかったが、「ハト」も「タカ」もそれなりの存在感があった。
※が、今じゃどうだ。10年ほど前から「ハト」も「タカ」も棲まなくなっちゃった。全員が「カラス」になっちゃった。リーダーの一声で、誰彼なく襲うようになっちゃった。
※「タカ」は問題あったけど、プライドはあった。「ハト」は弱々しいけど、それでも一生懸命戦いを避け続ける努力をした。が、「カラス」の奴らは雑食だ。しかも、悪賢い。



(同じカラスにもこんなに美しいカラスもいる!ミヤマカラスアゲハの骸。残念ながら、もう飛べないのだが…)

※だが全員「カラスじゃヤバい!」と思ったか、永田村村会じゃついこの間、第三次内閣改造があった。会見じゃシンゾーカラスはあくまで殊勝、低姿勢だった。が、カラスの基本体質は、そんなに変わるもんじゃない!「大惨事改造」にならないことを願うのみだ。



★菅野完の「日本会議の研究」(扶桑社刊)を読んだ。アベ内閣の政策の素と支持率を支える秘密のルーツが、50年前の長崎大学正常化運動にあり、宗教運動「生長の家」に発展し、さらに40年と言う地道な活動を経て「政宗一致」の野望に向けて、ついに自民党を動かす支援団体としての力を蓄えるに至った日本会議とシンゾーの「深い闇」の疑問がはっきり解けたっ!

(濃密な取材と調査で、大手メディアができない政権と支持率の秘密を暴いた)
★本には当時まだ話題にもなっていなかった、軍歌を園児に歌わせる「塚本幼稚園」…つまり、最近大問題になった「森友学園」の籠池夫妻の名も登場する。なるほどねっ!「安倍晋三記念小学校」の名前が出てくるわけだっ!おかげでモヤモヤが晴れてきた。

★「仕事人内閣」の筈が、発足3日目で早くも「シゴトシナイカク」ということが判明した。江崎沖縄・北方大臣
北海道も沖縄も大失望だろう。何しろ「受けたくない」と断った人を、任命したんだから・・・。シンゾー及びその一派は永田村にしかヒトが住んでないと思ってるらしい!やっぱり体質はどこまで行っても変わらんなぁ・・・