【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

♪そだねー♪

※いささか古びてしまったが今年のユーキャン流行語大賞が「そだねー」に決まった。

※「そだねー」は、平昌オリンピックカーリング女子銅メダル、北海道北見市の「ロコソラーレ」カーリング女子チームがゲーム中盛んに発した言葉で、お茶の間で大いに話題になった。北海道民としてはウレシイ限りである。

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(俺:「あまりに日常語すぎるからなぁ、対象の実感ないね」クルル:♪そだニャー♪)

※選考委員の言語学者金田一秀穂氏は「何より、作られた言葉ではなく、自然に生まれた言葉であるので、ワザとらしさがない。スポーツ選手のことばなのに、気合や根性とは遠く、誠実でありながら、あくまでもほんのりとやさしく穏やかである。今の日本が必要としている清潔感に満ちている」と評した。 まったくもって♪そだねー♪、だ。

※さて、ドカ雪極寒の今週、もうひとつうれしいことがあった。9日付けの道新「異聞風聞」のコラム。タイトルは「うそと無関心の行く末」だ。マイケル・ムーア監督の「華氏119」を鑑賞後感と今、そして今後のアメリカや日本を懸念する。

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(2日連続のドカ雪。40m。雪なのに-17℃。根雪になること間違いなし)

※コラムは書く。「華氏119は、単純な反トランプ映画ではなく、明白に事実と反する発言がやすやすと許されるのに驚き」、「都合の悪い事実は直視せず、望ましいイメージの沿うよう、うそを重ねる。時には過去の証拠も消し、うそに合わせるように「現実」変えていく実態をドキュメンタリーで描く」

※「うそに慣れて『本当だろうとうそだろうと構わない』との心理に繋がり政治生命が断たれても仕方ないうそも『トラプなら仕方ない』で済んでしまいないかねないことに警鐘を鳴らす」。そして、日本の政治がそうなっていると、指摘する。

※「安倍晋三首相を巡る森友学園問題で、公文書管理がいかにお粗末か露呈した。本来公文書は現実を記録するものだ、ところが、現実である筈の公文書が書き換えられ、嘘の記述合わせて、その「現実」が変えられて行った」

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(難しい話も嫌いじゃないけど、いまは“チュンコ”に夢中だから、後にしてっ!)

 

※コラムはこの後、映画監督の伊丹万作の「戦争責任者の問題」を紹介する。「一体人々を騙し、戦争に引ずり込んだのは誰か?と問いかけ、批判力や思考力、信念を失い、国民全体が無気力、無自覚に陥ったのが“悪の本体”と警告した」。思わず♪そだねー♪と膝を打つ素晴らしいコラムだった。

※考えてみれば我々は批判力や思考、信念を失い無気力に陥ってないだろうか。ことに国会議員は無自覚に過ぎないだろうか?「ご飯論法」に唯々諾々と従うだけ!

※「ぼーっと生きてんじゃねーよっ!」、自民党国会議員っ!愛猫クルルはノリノリで応える。♪そだねー