【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「”天の恵み”“人の恵み”に感謝!」

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(白い色が可憐なオオバナノエンレイソウニリンソウとお花畑を形成する)

 

※いろんな人に「北海道のイチバンいい季節は何時?」と聞かれると躊躇することなく「そりゃ、5月。今の季節だよっ!」と答えることにしてる。実際、1日毎に日照時間が伸び、1日ごとに若芽が黄緑色を増してゆく。山菜は山の中だけでなく、道端にもあふれだす・・・こんな「生」のエネルギーに満ちた季節は他にはない。

 

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(大ぶりのアイヌネギを新聞紙にくるんで届けてくれた。素朴で心温まる)

 

※ありがたいことに今年も、友人たちが山野に溢れでた「生」のエネルギーを届けてくれた。アイヌネギ(ギョウジャニンニク)、タラの芽、コゴミ、山ウド・・・。毎晩、食卓は限りない「野の香り」で満たされる。まったく贅沢な話だ。もう都市生活には戻れない、と思うのはこんな時だ。

 

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(早速、今春2度めのアイヌネギのペペロンチーノに。野の香りが一杯だ。)

 

※だが、一方でこの贅沢な暮らしはいつまで続けられるんだろう・・とも考える。少子高齢化の激流は当地でも凄まじい。限界集落もすぐ近くにある。まさに「今そこにある現実」である。恐らく都市生活者には、昨日まであった集落が今日消えていく実感は乏しいだろう。

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(ウチに1本だけあるタラの木。タラの芽が育ってる)

 

※ましてや、憲法9条廃棄や権力闘争に血道を上げる政権、政治家に「集落存亡危機」の実感を持つ皮膚感覚があるとは思えない。果たしてヤッコサンらはどんな国を目指してリーダーシップを発揮する積りなんだろうか?

 

北方領土問題に関し「戦争しないとどうしようもない」などと暴言、本音を吐いた戦争ゲーム感覚野郎、しかも「辞職勧告されれば他議員の秘密を暴く」とブラフまで掛ける脅迫クズ男に、辞職勧告さえできない与党国会議員。「そんなこと関係なし」とばかり衆参ダブル選挙の噂が飛び交う国会・・・いやはや、この国は間違いなく沈むなぁ。

 

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(タラの芽も天婦羅にしていただきま~す。自給生活の楽しさを味わえる)

 

※沈まないうちに、”天の恵み”をたらふく頂いておくことにしよう。恵みをもたらしてくれた“人の恵み”にも心からの感謝を捧げよう。それにしても我々ホモ・サピエンスは、ネアンデルタールと違って「集団で生きる道」を選んだはずなのに、なぜ戦争という手段を軽々しく選ぶんだろうか?

 

※青臭い議論と言われてもいいっ!今こそ、ホモ・サピエンスの歴史と戦争を深~く考えようじゃないかっ! “好戦的なネアンデルタール”の血が混じってるに違いないシンゾーよ、「いつまでも首相やりたい!」などと公言するんじゃなく、せめて20年先の日本の在り様を一生懸命考えなさいっ!

 

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(清楚なエゾツツジ。精一杯咲く、という感じがとても感動的っ!)

 

★今週末、在京時代の友人、後輩が来寒、ディープ阿寒をガイドする予定です。次週のアップロードは木曜日辺りになりそうです。またご愛読をよろしくお願いします。