【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「道東探検隊、熱波から寒気へ②」!

※さて、道東探検隊は2日目の朝を迎えた。昨日の熱波はどこへやら。寒いっ!恐らく13℃は下回ってるだろう。だが、なんと足寄町ご近所の「帯広」では、連日の猛暑日予報だった。一体どうなってるんだっ!

 

※早めにチェックアウトし、釧路へ向かうために一旦拙宅へ戻ることに。山から降りてくるとやっぱり熱波が窓から飛び込んでくる。「帯広」と「阿寒」は、夏も冬も大体5℃ぐらいしか違わない!猫のトイレの世話をしてから、いざ釧路へ。

 

※飛行場を過ぎるとやはり、冷涼湿潤な空気が満ちてきた。流石に「霧の都釧路」である。名物蕎麦屋「城山東」で更科蕎麦を舌鼓を打った後、釧路川を中心に様々な細流がくねって流れる釧路湿原を一望するため「細岡展望台」へ。

 

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※東京23区がすっぽり入るこの湿原は、日本で最初にラムサール条約(湿地帯の保全)に推薦された国立公園。多様性のある生態系が何とか保護されてる。

 

※東京では1000万人が暮らすほどの広さの、その殆どが人跡未踏の原野。何百万年もの間に、何度も海底に沈んだり隆起したりして現在の形になった。

 

※「湿原の外れに家を建てようとした人がいた」とある建築家が語った。「だが、人工地盤を作るためのH型綱のパイレンが21m沈んでも止まらない。これでは家を建てられない、と中止することになった」

 

※カヌー下りも検討してたのだが時間の都合で止め、夕食「炉端」に備えるため釧路に戻る。「炉端焼き」は釧路が発祥の地だ。水揚げされたばかりの新鮮な魚介類をそのまま金網にかけ、炙ってほかほかを呑みこむ!浜料理といっていい。

 

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※今回はフツーの炉端き屋じゃなく、釧路港に設営されたビニールハウスで囲まれる野手豊かな「岸壁炉端」を選んだ。それにしても寒いっ!恐らく10℃前後だろう。風が冷たい。が、自ら焼くホタテやツブ、ホッケ、さらには豚串などは手づくり感満載で暖かい。それに炭の熱さが半端じゃない。カメラをとりだすのを忘れてしまった。おまけに世界3大夕陽も、幣舞橋も撮れなかった・・・。やれやれ・・・。

 

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※宿泊は「岸壁炉端」からすぐそばの天然温泉ホテル「パコ」。しょっぱい塩泉のお湯に浸かりながら、皆で一緒に過ごせた時間の尊さをじっくり体に行き渡らせる。今後、そうそうあることじゃないだろう。

※しかも、酷暑と極冷涼の両極体験(ブレーカーはやっぱり必要だった)。記憶に灼きつく筈だ。自然と神の采配に感謝が湧いてきた。

 

※翌朝11:00チェックアウト。観光客に人気の「和商」で、お好みの具材を乗せて自分好みの丼にする「勝手丼」を食べる。なかなかの賑わいではある。

 

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(少し食べてしまった。やれやれ、今回はうれしさのあまり撮影を忘れがちだ)

 

※その後、空港近くの「丹頂鶴公園」へ。今年初のヒナが孵化したとのニュースがあったが、残念ながらヒナの姿は見れなかった。こうして「道東探検隊」の日程は終わった。モリシュー氏とサッチンは、再び東京への機上の人となった。彼らには明日からまたまた忙しい都市生活が待ってる。当方は「サンデー毎日」の日々が続く。

 

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(もう一羽が卵を温めているらい。飼育員が、今日孵りそうだとハラハラしてた)

 

※夢のような3日間だった。頚肩腕痛も突発性難聴もなんとか牙を収めててくれた。が、この間にトランプとシンゾーは横須賀へ同行し、空母への改装中「かが」と空母「ワスプ」の艦上で蜜月ぶりをモーレツにアピールした。

 

※いろいろな密約があったに違いない。自分個人にとっては「風光る」3日間だったが、日本の将来にとっては「深梅雨の奔り」の3日間になったのかもしれない。シンパイだっ!

 

★3日間で走った距離は330km.。しかも殆どが釧路市内だ。やはり北海道は広い。この広い大地をどう生かしていくのか?丸山穂高みたいな「オトナ失格」議員がこの国を動かしてるという錯覚に陥るなら、北海道は決して生かされることはないっ!