【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「宝物」

※誰にとっても幾つかの「宝物」はあるだろう。それはある人にとっては、ダイヤモンドの指輪だったり、家族の記念写真だったりする。モチロン、ひとつじゃないだろう。自分にとっては、その一つが「猫の脱爪」である。これはなかなか見付けられない。

 

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※その貴重な「宝物」が床にポロリと落ちていた。すかさず写真に収めて「宝物」のひとつに加えた。これは個人の「宝物」だが、今頃の北海道は「宝物」の「宝庫」といっていいだろう。♪知床旅情♪でお馴染みのハマナス。不老長寿の秘薬といわれる北海道原産の「ハスカップ」。さらに野山に自生するフキ、ウド、ワラビ・・枚挙に暇がない。

 

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ハマナスはナスじゃなく、「ハマナシ」が訛ったものだ)

 

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(白いハマナスはコチラでも珍しい!)

 

※「ハスカップ」はスイカズラ属の青紫色の果実。アイヌ語の「ハシカプ」が語源といわれ、味はブルーベリーに似ている。ビタミンC、アントシアニン、カルシウムなどが豊富に含まれ、最近では健康ブームと流通環境の整備によって人気急上昇の食材だ。

 

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(まだ未成熟のハスカップ。生だと保存が難しいため流通量は極めて少ない)

 

※では、日本の「宝物」は何だろう。先日大阪でG20が開催された。が、イギリスはじめアメリカ、中国、ロシアなど錚々たる先進国が突出した「宝物」を持っているとは思えなかった。何故かっ?各国とも「国民国家の対立競争体」と化しているからだ。

 

※国民の意見を反映せざるを得ない「国民国家」は、G20が目指す理想像から乖離する矛盾にぶつり、最後は武力に頼らざるを得なくなる。(案の定、米中貿易戦争は回避したものの、G20アメリカの自国第一主義に口を閉ざしたまま、閉幕した)

 

※こうした矛盾の中で唯一「宝物」を持ってた国がある。日本だ。日本は戦わない「宝物」の武器を持っている。「憲法9条」だ。この武器が今後の「国民国家」の在り方を世界に教えることができるのではないか?参院選が迫る中、一考に値する概念じゃないだろうか?

 

 

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★先日頂いたギョウジャニンニク・ドレッシングを「豆腐ソテー」にかけて食べてみた。絶品。リンゴ酢の酸味とギョウジャニンニクの濃い味が絡み、かと言って舌に残るわけでもなく、豆腐に新しい味の世界を広げてくれた。豆腐はゴマ油で表裏を焦げ目をつけただけで、時短料理としても、まさに、「絶っ!」。これも見逃せない「宝物」だった。