【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「参院ビッグバン」

参院選の翌日、早くもコスモスが咲いた。コスモスと言えば初秋の季語だ。「今年は夏が来ないうちに終わっちゃったなぁ・・・マツヨイグサも咲いてるし・・・」。

 

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(24日撮影。風を「オイデ、オイデ」と手招きするように揺れてた)

 

※ところがどっこい、28日にいきなり夏がやってきた。当地は34.2℃になったのである。5月28日の38.8℃にもビックリしたが、いきなりの34.2℃にもビックリした。まだ関東も東北も梅雨明け宣言が出てなかったのに、だ。

 

※だが、もっとビックリしたことがある。「参院選のビッグバン」だ。何しろ「れいわ新選組」からふたりも当選者が出た、それもALS患者と重度障碍者だという・・・。恥ずかしながら、しかも自身、難病の身でありながら、想像だにしていなかった。早めに期日前投票を済まし、政党要件を満たした政党だけに注目し、与党の勝利と決めつけてた自分の馬鹿さ加減が腹立たしいばかりだ。

 

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(月見草とよく間違われるマツヨイグサ。「待宵」は晩夏の季語だ)
 

※実は参院選の翌日は、地元局「FMくしろ」の「難連便り」というコーナーに出演させていただいてた。そこで恥ずかしげもなくこんなことをコメントしてた。『潰瘍性大腸炎クローン病にかかわらず、誰もがある日突然、難病に罹ることがあります。決して他人事じゃないので、難病という病気に関心と理解を深めていただければ、と思います」。いやぁ、穴があったら入りたい・・・。

 

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(最近、頻繁に現れる♀のエゾシカ。いつも単独行動だ。時には道を走ることもある)

 

※それにしても「参院ビッグバン」だった。重度障害者が国会議員になったのである。社会が大きく変わる道を拓いたのである。参院の本会議場じゃ早くもバリアフリー化に向けて工事が始まった。自分の馬鹿さ加減を嘲笑ってる場合じゃない。穴に入ってる場合じゃない。カラダが芯から燃えるエネルギーを貰った。

 

※さて、既存の政治家のセンセイ方、この「参院ビッグバン」ならぬ「社会ビッグバン」という事実をどう受け止めるんすかっ?