【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

♪かっけー♪

※「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」という言葉がある。芍薬も牡丹も共に美しい花、百合は清楚な花であることから、美人の姿や振る舞いを花に見立てて形容する言葉である。

 

 ※一方 、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花などといえる女性は、この世にどれほどいるものだろうか」 という皮肉な意見もあるいずれにせよこれは男の目からの見方であり、かつての男たちは自分たちの理想の美人像をこの言葉に託したんだろう。

 

f:id:numapy:20190909100608j:plain

( 英語名「Tiger Lily」オニユリ、もしくはコオニユリ。強そうで「かっけー」)

 

花言葉は「純愛」「愉快」「陽気」「賢者」などのほか、「富と誇り」さらには「嫌悪」などと言うものもある。食用として栽培されるので球根は食べられるが、百合の中には猫などにとって猛毒のものもあるという。

 

f:id:numapy:20190909100753j:plain

 (「歩く姿は百合の花」はきっと白百合のことを言ったんだろう)

 

※さて、このかつての男たちの美意識を現代の若い男たちに言わせれば、「○○さん、かっけー」という言葉になりそうだ。「かっけー」は「格好いいっ!」が変化した言葉だそうで、「スバラシイっ!」という『憧れ』の気持ちが入ってるらしい。そう言えば、スポーツ選手の美技や超人的な記録にも使われるし、アイドルなどのステージを褒める時にも使われる。

 

※そういう意味では「かっけー」は「ピジン語」かもしれない。「ピジン語」とは、『異言語の話者が接触・交流して生まれる混成語。母語とする話者を持たず文法が単純化、語彙数が限定される傾向がある』と、広辞苑にはある。敗戦後75年、若者世代には母語(日本語)とアメリカ語がすでに混合してるのかもしれない。

 

f:id:numapy:20190909100946j:plain

(ダリアも今の季節、「かっけー」だ)

 

※だとしたらスポーツ選手や芸能人の噂話だけじゃなく、「かっけー」を頻繁に使って欲しい場所がある。政治廻りのことだ。あさま山荘事件以来、政治の話をする若い男は「カッコワリイ」だった。政治的な発言をする奴は忌み嫌われた。腹黒い奴だとされた。「政治屋」が汚泥にまみれた政治家を指すのは、今も同じだ。

 

f:id:numapy:20190909101111j:plain

(果実酒として「かっけー」オンコ<イチイ>の実)

 

※そこで提案だ。政治に興味のある奴は「かっけー」。政治の話を頻繁にする奴は「かっけー」。政治的行動をする奴は「かっけー」。投票に行く奴は「かっけー」。

 

f:id:numapy:20190909102848j:plain

 (すでに実を結んじゃったが、自生する「ウバユリ」茎高1.5m程になる。結構怖い)

 

※さらに世論づくりがお得意のメディアにも提案だ。全メディア揃って「かっけーキャンペーン」を1年間やらないかっ!大手新聞、TV、雑誌、女性誌業界紙誌、ラジオ・・何でもいいやっ!ともかく政治に関心あることが「かっけー」という「空気」をつくる。「空気」や「風」づくりなら得意中の得意でしょ?政権に寄り添う空気を醸すのはキミたちだもんね。もし、これができたらメディアも「かっけー!」