【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「エッ、見た目が9割?」

※「やっぱり見た目が9割」(新潮新書刊:竹内一郎著)が売れてるそうだ。が、「キノコマニア」や「山菜採り」に言わせれば「それは違う!」ということになりそうだ。

 

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(毎年同じ場所に生えてくるが、食したことはない)

 

※上の写真は、ヒトヨタケ科のキノコ幼菌「ヒトヨタケ」。成長後、一夜で黒インクのように溶けてしまうのでこの名がついたが、このキノコが幼菌時には、美味な「食可」と思う人は少ないだろう。まして、黒インク状に溶けたものなど見たくもない!

 

※下の写真だって「食可」と思う人は殆どいないだろう。が、「食」に分類されてる図鑑もあるのである。モチロン、いかにも毒々しい「ベニテングタケ」などは別にして、キノコなどは意外に見かけによらないもんだ。

 

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 (モエギタケ科ツチスギタケ。炒めれば何とかなりそうだが、注意を要しそうだ)

 

※人だって「見た目にゃ依らない」んじゃないか?坊主頭のいかにもやくざ風が、意外と優しい男だったり、パンチパーマの強面が人情家の経営者だったり、美人が冷酷な殺人者だったり・・・。前述の本には「人は見た目が9割」というシリーズもあるらしいが、本当にそうかいナ。そんなに「見た目が」信用できるんかいナ?

 

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台風19号の強風に耐え抜いたヤマブドウの葉。来年は植え替えねばなるまい)

 

※見た目のいい政治家が裏で隠蔽、贈賄、疑惑の元締めだったり、「モリカケ男」だったりする。考えてみれば近年の政治家でいかにも悪人相は少ないような気がする。

 

※ことに政権幹部にはその手が多いが、これは時代だろうか、それとも任命者の傾向だろうか?「人は見た目が9割」は絶対違う、と断言しておきたい。キノコと同じだ。

 

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 (台風一過。まだ強風は吹き荒れてるが、空は何食わぬ顔した抜けるような蒼空)

 

★故郷信州小布施が、千曲川の氾濫に見舞われた。より被害が多かったのは千曲川対岸一帯。北陸新幹線車両基地が冠水し、周辺に設置されてた広域浄水場も冠水。生活用水の処理が難しい局面を迎えてるという。収穫期を迎えたリンゴの被害もさることながら、地方経済は相当打撃を受けそうだ。

 

★小布施のみならず、被害は列島広範囲に及んだ。被害者と被害地域の皆様に心からのお見舞いを申し上げます。北海道は強風が吹いただけ。申し訳ないような気もします。