【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「“ドカ雪”のち“大雨”」

※表題は、先々週の金曜日から先週の火曜日までの5日間の気象現象である。しかも両方とも【警報】だった。移住以来、初めての経験だ。「暴風雪警報」「大雨・洪水警報」「コロナ警報」と来れば、もはや「引き籠り」しかあるまい。

 

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※が、一帯の情況はどうなってるんだろう?舌辛川の雪解川は、どんなに暴れてるんだろう?「洪水警報」解除後、川の状態を確かめに行った。結果は想像したほど増水しておらず、ちょっと安心。だが、いろいろ初めての発見もあった。

 

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※多くの牧場が大雪後、氷結し、その氷上に大雨が降り注いだため、プールと化してた。そりゃそうだ。60cmの氷の上に120mmの雨が降り注いだわけだ。溜まりに溜まった雨水は、激流の細流となって水路に吐きだされる。

 

※大雪で餌を見つけられなくなったエゾシカは、牧場を狙って進出していた。「”ドカ雪”のち“大雨”」は、気象現象が様々な波及を人間にもたらすことを改めて確認した。「ん~ん、いくつになっても自然に教えられることは多いッ!」

 

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※この厳しい気象に加えて、北海道は今週末も「緊急事態宣言」で自粛を要請。国会も「緊急事態特措法」を採択し「私権制限」が可能になった。やっと「冬ごもり」が終わると思ったら、今度は「巣篭り」状態だ。これは何時まで続くんだろう?

 

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(車を停めただけなのに、手前の雪の上にいた鹿たちは一目散に逃げていった)

 

※我々はそろそろ、気象や自然現象だけじゃなく、コロナやウイルスも含めて「自然というもの」との戦争を考えるんじゃなく、共存、共生の道を考えることが必要なんじゃないだろうか?

 

※その意味じゃ「経済優先」とか「自国第一主義」とか言ってる場合じゃない。現代の偏狭な政治リーダーたちは全部お引き取りいただいて、もっと複眼思考を持ち、100年先の人類と地球を考えられる「倫理的」なリーダーが必要なんじゃないか?

 

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(雪が解けた後の土手に力強く福寿草が)

 

※そう言う政治的リーダーを造りだすために、我々は真剣に自分と子孫の問題として知恵を絞りだす必要がある。「命名責任は私にあります」と軽口を叩きながら、一向に「責任」の「せ」の字も取らないご仁に「忖度」してる場合じないっ!