【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「運び屋にはならない」

※イギリスの進化論学者「R・ドーキンス」は、著書「利己的な遺伝子」で主張した。【我々人間を含めた生物個体は遺伝子が、自らのコピーを残すために一時的に作り出した「乗り物」に過ぎない】つまり、我々は次代に遺伝子を運ぶクルマ、というわけだ。

 

f:id:numapy:20200427134624j:plain

 

※だとすれば、大分大きくなったアイヌネギ(ギョウジャニンニク)も、巣づくりを勤しみ始めたカラスも、・・・・かく言う自分も、すべてが「遺伝子の運び屋」ということになる。布団の上で悠々として眠る愛猫「クルル」だって同じだ。

 

※だが、時として動物などの生き物は「遺伝子の運び屋」に止まらず「ウイルスの運び屋」として「二足の草鞋」を履くこともある。過去には人間が、「ペスト」や「スペイン風邪」の「運び屋」になったこともあった。

 

f:id:numapy:20200427134813j:plain

 

※「新型コロナウイルス」の感染が止まらない。言うまでもなく、このウイルスの怖さは実態が殆ど分かって無いことだ。こういう未知の「パンデミック」で、社会はどうなるんだろう。人間中心主義で進化してきた地球はどうなるんだろう。

 

 

※岸伸介の「好戦的遺伝子」の「運び屋」だった安倍晋三も、流石にこの難敵に出合うとは思わなかったろう。それにしても、生命の危険と向き合いながら奮闘している皆さんに感謝とエールを送る以外「引き籠る」しか寄与できない自分に無力感を感じる。

 

f:id:numapy:20200427135020j:plain

 

※ともかく、政治家にはこのパンデミックを面子や権力闘争のネタにしないで欲しい。闘争の敵はウイルスにある。感染と経済の絶妙なバランスをとるしか生き残る道はない。決定的な処方箋はないにしても、いまこそ「この道しかない」!のだ。