【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「科学万能時代の聖書」

※「時間は伸び縮みする!」。自分にとっては、それが今年の実感だ。何しろ瞬きする間に365日経っちゃった。それが、加齢のせいか、コロナ禍のせいか、わからない。ただ、コロナ禍がその一端を担ったのは間違いない。なぜなら・・・

 

 

※バラエティ番組は連日、まるで競馬のレース結果を発表するように、感染者数の増減を報道。自分は巣ごもりして、その結果を貪り観ながら、一喜一憂することが生活の中心になってしまったからだ。時間のスピードは、決定的に上昇したに違いない。

 

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(柱時計のコレクション。これでも半分。それが一斉に時を告げる)

 

※一斉に時計が鳴り始めた。と言っても、それぞれの時計が勝手にそれぞれの時を刻んでるから賑やかこの上ない。「ポッポ」と鳴く鳩もいれば、教会の荘厳な鐘の音を打つ時計もいる。午前10時。年末恒例の親戚での餅搗きが異例の早さで終わった。

 

 

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※帰り道、今年をチョッとばかり振り返ってみる。「そう言えば、今年の道新『卓上四季』は、「聖書」の一節を使った書きだしが多かったなぁ。12月4日付けの中村哲医師一周忌の記事もだったし、12月6日付けの免田栄さんの再審無罪の記事もそうだった」

 

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※「聖書」は人類が、また人々が苦境に陥る度に、我々を癒したり力づけたりしてきた。コロナ禍の現在でも、科学万能、AI万能の現代でも、人々は「聖書」を生きるための糧として尊重してきた。「カネ」や「経済」だけじゃ、そうはならなかっだろう。

 

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※さて、来年は我々をどんな災厄が待ち構えてるんだろう。ワクチンや治療薬はどうなるんだろう。オリパラは開催できるのか?政府は「経済と感染のバランス」を取るとい言う。一体何を信じたらいいのかっ?餅を食べながら熟考したい。

 

 

★今年もご愛読ありがとうございました。コロナの収束を願って、来年1月19日まで巣籠りすることに。一旦時間を止めてみます。またのご愛読をよろしくお願いします。

大寒波襲来が予想される年末年始。ともかく、よいお年をどうぞ。