【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「怪木物語」

※毎年、雪が消え、野山が黄緑の衣を纏うまでのホンの一時、当地の自然はスッピンの姿を見せてくれる。丸裸の木々。雪に押し潰されて、カサカサの乾燥肌のように地面にへばり付く落葉。その意味では、野生の鳥類やリスなどを観察するには絶好の季節だ。

 

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※もっとも、観察に最適なのは動物だけじゃない。裸の木々も、他の季節には見られない「素」の姿を晒してくれる。思わぬところに瘤があったり、極端に曲がったり、他の樹に巻きついていたり・・それはそれはいろいろな物語を見せてくれるのである。

 

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※彼らが見せてくれるそれらの物語は、まさに「怪木物語」と言ってもいいだろう。そう言えば、永田村にも相変わらず様々な物語が生まれてる。「東京オリンピックを是が非でも開催したいために、緊急事態宣言解除を急いだ」。

 

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※「コロナ第4波を認めると、緊急事態宣言解除が早すぎたという失政を認めることになる。だから『まん延防止措置』発出で、何とかやってる感を出したい」「分科会の専門家の意見従って決めました」・・・責任は自分たちにはないということか?

 

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※やれやれ、永田村の政治家は決してスッピンを見せない。様々な思惑に押しつぶされた皺が見え隠れするだけだ。この村には生き物(国民)を大切にするというコンセプトが消滅してる。まさに「怪木物語」ならぬ「怪奇物語」「怪奇現象」じゃないかっ!