【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「滅びの道だにゃ~」

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※「アッチイなぁ、北海道で連続猛暑日が15日続いたのは、史上初。札幌で18日連続夏日は97年ぶりなんだって!異常気象だにゃ~っ!あぁ、それなのに札幌でマラソン開催なんて、キチガイ沙汰だよ。案の定、男女とも約3分の一が棄権したんだってっ!

 

※オイラもこの暑さにゃ、グッタリだ。寝るっきゃない!が、道新の「卓上四季」は、「近代オリンピックは、いま、ゆっくりと滅びの道を歩み始たのではないか」との、作家沢木耕太郎「冠(コロナ)【朝日新聞】」の記事をもとに力を入れてこう書いた。

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※『選手たちが示してくれたスポーツの価値も、主催者の強権的な姿勢と爆発的な感染拡大の前にかすんだ。大会理念の「多様性と調和」がうつろに響いたのも人権意識の希薄さを露呈した組織委員会の迷走と無縁ではなかろう』

 

 

※飼い主は、閉会式のテレビを横に、話しかけてくる。『オイ、クルル!賛否両論渦巻く東京オリンピックだけど、はっきりしたことがある。“強者はより強く、弱者はより弱くなる”ってことだ!いやいや、アスリートのことじゃないぜ!人類全体のことだ。

 

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(コチラじゃ今頃紫陽花が。猫とも大衆とも共通するのは、「愛情・非情」の二面性)

 

 

※飼い主によると、IOCのバッハは、高笑いしてるそうだ。

どうだ、やってよかったろうっ!「スカ」も「コイケ」も選手も日本人もメディアも俺にひれ伏した!ノーベル平和賞もんだ!俺に間違いはないんだっ!バッ、ハッ、ハッ!

 

 

※誰か「バッハのバッカヤローっ!」と叫ぶ奴は、いねえんかいっ!「卓上四季」じゃこう書く▼この半世紀、五輪には人種、民族、政治の問題がつきまとう。商業化と肥大化の果てに開催地の犠牲の上に成り立つ巨大な収奪装置化使徒と言わざるを得ない。

 

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(でっかいエゾカンゾウ。一般的にはニッコウキスゲとよばれることも)

 

※大半の日本人は、過去最大のメダルに大感動してる。だが、その脇で「過去最大の感染爆発」に襲われてもいる。まさにパラレルワールド。分断。ワクチンの配布状況を見ても「強いものはより強く、弱いものはより弱く」の激流が、世界に襲い掛かってる。

 

日本人よ、そして人類よ、・・オリンピックの「負の遺産」を脳に焼き付けねばならぬっ!後世に伝えねばならぬっ!』・・う~む、飼い主の言い分は正しいにゃ~。

 

★昨日の当地は最低気温15℃。最高気温17℃。今日もそれぐらいの予報だ。一昨日までの、熱中症アラート真夏日はどうなったんだぁ。狂乱のオリンピックと共に、北海道の夏は終わったのかもしれない。やれやれ。