【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「方言ランキング」

 

※「悪りけんさ~っ、チョッとそこのハサミ取ってくれや!」。先日信州小布施に帰省した時、久し振りに懐かしい小布施弁を聞いた。妙にほっとした気分になった。そう言えば、「悪りけんさ~っ」は、他人に物事を頼む時の接頭語だった。

 

 

※標準語で言えば「スミマセンが」と言ったところだろうが、ニュアンスが違う!「悪~りけんさ~っ、」と頭に力を入れ、語尾を上げれば、「ホントに、ホントに申し訳ねえけん」という気持ちをイントネーションで表すことになる。

 

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※日テレ系の番組「ケンミンショー」で、「方言ランキング」があるのを知った。何を基にランキングを付けてるのかわからなかったが、推測するに「方言愛を通じた郷土愛」らしい。1位は断然、大阪弁だった。老いも若きも「大阪弁」を愛してるという。

 

 

※北海道にも方言は多々残ってる。移住時、「おだる」「おがる」「ジョッピンかる」など、ワカラナイ言葉だらけ。よく「ワカルカ?」と、からかわれたものだ。さらに、「なまら」(標準語で「超」に近いニュアンス)の連発には参った。

 

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※帰寒して信州帰省の感想を訊かれた時、「なまら、オモシカッタ!」と茶化してみた。「なまらオモシクテ、同級生と小布施弁でオガッタさ!ただ、訳分からね『タ―クラタ―』(どうにもならない奴、のようなニュアンス)がいてさ~」。

 

※とまぁ、ここまででやめて、後は『タ―クラタ―』の説明に終始した。そう言えば、同級会でも小布施弁で盛り上がった。「『オラチのワケショが“じょうや、じょうや、お世話さんで申しゃけごわしね』、なんてのもバアチャン達はせってたよなぁ」。

 

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※方言は山ひとつ越えるとニュアンスは近くても別の言葉になる。風土のあるゆる事象を吸いこんでるからだろう。大阪弁は標準語に同化しない!という。「標準語、気持ち悪いやん」と、大阪弁ギャルは言い放つ。ガンバレ大阪弁!小布施弁もガンバレっ!

 

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★愛猫クルルは11月1日で満5歳5か月に。彼にも方言はあるような気がしてならぬ。ヌマ&ヨーコ弁だ。それはそれとシテ、当地は氷の張る日が増えてきた。冬籠りだ。