【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「『月~木』間の前澤」

※「脳波」という古典的なSF小説がある。作者はポール・アンダーソン。何と65年も前の作品だ。概要は地球の上に被さってたバリヤーが次第に薄れ、人類は言葉を介さずとも「思う」だけで意思疎通が可能になる。

 

f:id:numapy:20211213095919j:plain

(アッちゃんに提供を受けた写真かもしれない。夕陽の中をタンチョウが飛ぶ)

※一方、脳に障害を持つ人、心を病む人とはそれができづらくなり、両者は別々の道を検討し始める。得た結論は健常者達の火星への移住だった。両者は分断の選択をし、障害者は親や夫とも分れて地球に残る。「それが現代人の祖先」・・・という設定だ。

 

f:id:numapy:20211213100516j:plain

ジェット機は札幌を目指して・・・)

※SF少年は、こうした小説をワクワクしながら貪り読んだ。巨匠R.A.ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」は、人類の夢の未来を活写してると思った。が、アポロの月面着陸以来、SF小説をあまり読まなくなった。宇宙が現実になってしまったからだ。

 

f:id:numapy:20211213100733j:plain

 

前澤友作が民間人初のISS国際宇宙ステーション)に滞在中だという。本格的な宇宙旅行が金さえあれば可能になったわけだ。トマス・ブロックの「亜宇宙漂流」が現実化してる。テクノロジーはSF作家のイマジネーションに追い付き、追い越すのだろうか。

 

※折しも、「気象予報番組では輝く木星と月を同画面で捉えてた。予報士は興奮した声でアナウンスした。「あと20分後ぐらいに、この月と木星の間辺りを前澤氏が滞在するISSが通過するはずです。南西の空にご注目ください。肉眼で見えるはずです」

 

f:id:numapy:20211213101042j:plain

(三日月の右斜め上に微かに木星が見えるだろうか?6等星の明るさはあった)

 

※更に続けた。「民間人が宇宙に行ける時代になりました。まだ大金持ちにしか行けませんが、どんどん安くなる筈です。貴方は幾らだったら、宇宙に行きたいですか?」自分は呟いた。・・・“行きたかねえよ。安くなる前にタダで天国に行けるもん・・・”

 

★土曜日「HatenaBlog」に不具合が出て、どうやらブラウザ問題だったらしいので思いきってInternet Explorer11からMicrosoft Edgeに変えたら不具合は解消したが、写真のレイアウトが上手くできない!暫くはスキルアップに励むしかなさそう。やれやれ。