【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「おらが富士」

※富士山が、我が国のシンボルになってるのはご存知の通りだ。この、日本一のシンボルにあやかりたいとして、全国各地に「○○富士」が存在する。「郷土富士」「ふるさと富士」とも呼ばれる「おらが富士」。「おらが富士だって日本一だ」というわけだ。

 

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(手前が阿寒富士。右隣は日本百名山の活火山、雌阿寒岳


※地質学者の田代博氏によれば、その多くは山の形が富士山に似てるせいだが、歴史的に富士山と何らかの関係がある山や、その土地を代表するものもあるという。海外を含めると、400以上(うち海外が約40カ所)あるらしい。

 

※写真は「阿寒富士」。田代博氏が数える「おらが富士」のひとつだ。標高1,476m。雌阿寒岳を構成する8つの火山のうちのひとつの火山だ。本町から約45㎞。釧路湿原から見ても富士山に似ており、「おらが富士」と胸を張って言える山容だ。

 

釧路湿原の反対縁にある「標茶(しべちゃ)」から見ると、そのカタチはさらに富士山に似てる。標茶の友人は言う。「子供時代から毎朝「阿寒富士」を見て育った。この土が好きだ。だから東京からUターンした。この土地に育った郷土愛のひとつだ!」

 

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(阿寒富士の反対側には、釧路名物の夕焼けが。夕陽を取りまく不思議な“輪”がある)

 

※やはり郷土愛には、計り知れない磁力がある。がある。ウクライナ人もマリウポリ人も同じに違いない。生死を掛けて国土を護る強烈な郷土愛!ま、プーチンにもある!『ノボロシアという狂土愛』が。他国を奪い取ろうとする異常な「狂土愛」が!