【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「敵意に満ちた侵略者」

(明日は晴れるのか?)

 

※物置の引き戸を開ける時、嫌な予感がした。「敵意の塊」のような「気」が充満してるのを肌が感じたのだ。不安感を振り払って戸を開けた。「うわぁ~っ!これかぁっ!」目の前に、でっかい昆虫が不気味な羽音を発してホバリングしてる!

 

※「オオスズメバチだぁっ!」真っ黒い目が80cmもない距離からコチラを睨んでる。目が合った。まさに狙撃者の目、敵意だけの目。全身鳥肌を立てたまま、後ずさりし、ゴーグル、ゴム手袋、フード付き雨合羽と防虫網帽子・・完全防備で再び物置へ。

 

(黒いチューリップ?)

 

※効くか、効かないか分らんが、蚊退治の噴霧器「アースジェット」(以前郷ひろみがCMに出てたモノだ)をへっぴり腰で、物置き中に噴きまくった!目の前のホバリングしてる「敵意の目」にも容赦なく噴きつけた。「敵意の目」は、動じなかった。

 

(色鮮やかなチューリップの中では威容だ)

 

※一段と羽音が高くなる。「来るな?」と思った途端、頭の上に来た。片腕で振り払らいながらそれでも、気丈にも逃げることなく「アースジェット」を噴き続けた。すると、ふと羽音が消えた。外へ飛び去ったようだ、と思う間もなく、羽音が戻ってきた。

 

 

※今度は後ろに「アースジェット」を噴きつける。すると、オオズズメバチは、プイッと反転し、青空に向かって小さくなりやがて視界から消えた。「いなくなったっ!」戻ってくるんじゃないだろうか?念を入れて「アースジェット」噴霧し続けた。

 

(山ウド。これじゃ、細くて食不適だけど・・)

 

※翌日も、翌々日も、完全防備で確認・・どうやら戻ってはいないようだ。5日後偶然、NHKの「ダーウィンが来た」を観た。なんと「最強軍団オオスズメバチ特集」だった。強靭な顎と毒針を武器に侵略を繰り返す凶暴なテロ軍団の生態が・・・。

 

レンゲツツジがようやく爆発しそうになってきた。ウレシイっ!)

 

※西洋ミツバチ600匹をたった6匹で殲滅、10倍強のキイロスズメバチも滅亡に追い込んだ。映像はその攻撃性と凶暴性を容赦なく捉える。が、生物学者は言う。「彼らは殺戮者だが西洋ミツバチの異常繁殖を抑える役目も果たしてる」何だかロシアの言い分だ。

 

(画面中央、樹の割れ目近くに鳥が見えるだろうか?啄木鳥の仲間、アカゲラだ)

 

オオスズメバチの経験とその後のNHk番組は、否が応でもロシアの一方的侵略を思いださせる。そう言えば、プーチンののっぺりした顔と、敵意しか宿さない目はオオスズメバチそのものだ。奴サンは、今だに「プーチン敵国」を夢見てるんだろうか?

 

★流石にオオスズメバチホバリングの顔写真は撮れなかった。「ダーウィンが来た!」ではオオスズメバチの顔が何度もアップされており、プーチンそっくりだった。