【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「シェルター」

※相変らずの梅雨。大雨・災害警報も出た。動物たちにもシェルターが必要だ。エゾハルゼミはそれを、タイツリソウの葉に求めた。キタキツネの「キキちゃん」は我が家に求めてきた。が、クルルは迎え入れない!これは教育のせいじゃなく、本能のせいだ。

 

(ナンとかナンネ~ノカ、この雨っ!)

(家へ入れてっ!ゴハン、チョ~ダイ!)

(ここはオイラの家だぞ。入れてあげナ~イっ!手前の白いのはクルルの尻)

 

※クルルのシェルターは間違いなく我が家だ。だが、彼には我が家の中にもシェルターが必要だったようだ。格好のシェルターを見付けた。自分が入れる大きさの段ボール箱だ。猫が狭いところを好むのはよく知られた本能だ。野生時代の名残だという。

 

※彼が段ボール箱の中で、如何にリラックスできたかは、写真をご覧いただきたい。

 

※ところでシェルターと言えば、人類にとっては「核シェルター」ということになるが、旧ソ連時代、ウクライナに準備された「核シェルター」がこれほど頑丈で壮大なものとは、想像もしなかった。映像で見る限り、まるで地下帝国の要塞だ。

 

(このシェルター、アケワタサネ~ゾっ!)

 

※ロシア軍は、敢えて攻撃され憎く設計したシェルターを、まさか自軍で攻撃するとは思わなかったに違いない!何という歴史の皮肉!その要塞でウクライナ人たちは何か月も耐えた。電気、水、食料、暖房・・あらゆる物資不足の中でだ。言葉が出ないっ!

 

※船員をしてた父親は、戦前モスクワの地下鉄を見て驚いたそうだ。「あの時代にすでに、地下60mもの深さの地下鉄が走ってる。あれは核シェルターになるが、日本はわずか地下4mだ。未来を読む力と資金と技術力の桁が違う!」・・

 

(夏桃の実が、刺々しい気分を和らげてくれる。夏休み、子供の頃のおやつだった)

 

※防衛予算2%論が堂々と白昼の下に出て来た。数字ありきに口角泡を飛ばしてる議員も多い!ちょっと待て、その前にやることがあるだろう。今後の国の在り方、「シェルター」建設や、様々な避難計画の策定、そうそう「ITシェルター」も議論が必要だ。数字ばかりに群がる国会議員を信じる訳にはいかないっ!