【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「声の潜在力」

※「あの男の声がグッとくるのよね!」サッチャンは言った。あの男とは城達也。かつて一世を風靡したFM放送「ジェットストリーム」の声優だ。「リクツじゃなくカラダの芯まで届く声なの」。そう聞いた時、「声」は紛うことなきの一つ才能だ、と思った。

 

 

※数十年にわたって「声」を調べ続けてきた山崎広子(音楽家・音声ジャーナリスト、「声・脳・教育研究所」代表)は言う。「声は、意識領域に届く前に本能領域で感情を生みだしてしまう。その感情に意識は負ける。これが声の恐るべき力なのだ」。

(NW11-1日号より)

 

(2年後に向けて立候補声明。またあの「MAGA」の声を聞くと思うとうんざりだ)

 

※つまり耳から取り込まれた声や音は、大脳皮質へ届く時にはすでに「好き」とか「心地いい」のは、本能的に決まってしまってるということ。言い換えれば、声の好感度は理性より、感情が先ということになる。何てこった!!

 

(聞くと不安になる声はリーダーとして失格・・・とあるバイデン。そうかも・・)

 

(紙面があまりに暗いので、閑話休題。「おらが富士」まさに富士山、阿寒富士)

 

※このような「声の潜在力」が古代シャーマニズム世界三大宗教にも大きな力を発揮してた、と彼女は指摘する。『「声が無意識領域に働きかける力」は、信憑性を待たせられる。宗教が広まりを定着していく過程では影響力が大きかっただろう」。

 

(声の力を知り尽くし、その魔力を十分に使った・・浅原彰晃)

 

※モチロン、話術や声帯を使い分ける技術にもよる。民族による本能的な声の違いもある。彼女はそれを、「声は意識領域と無意識領域の両方を使って出され、出された声もまたその両方に作用する」として、「人を魅了する声は、心身の真実性」と断言する。

 

(本音を見せまいと猜疑心を生む声・・菅義偉

 

(今でも根強い田中角栄の人気の秘密はあのだみ声?)

 

※トランプ、バイデン、ぜレンスキー、プーチン田中角栄、浅原彰晃、菅義偉岸田文雄・・(殆ど声を聞いたことはないが習近平金正恩)。彼らの声を我々はどう受け止めるか?・・・「本音」という言葉がある。「心身の真実性」を確かめるにはいい言葉だ。