【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 万歩計、漫歩に出る

あれ?ない!
腰に手をやる時、いつも感じる歩数計の感触がない!
「チョッと待ってよ!」あちこち触って探すが、ない!
いやあ、やってしまったか。注意はしてたんだけど。
今日は朝から庭の、と言っても林と言ったほうが適切だが、
整理をクーさんとしていた。
その途中で万歩計が漫歩に出かけてしまった。
つまり、落としてしまったのである。
通った後を辿って慌てて探す。目を凝らして探す。
だが、探す場所は広大だ。しかも落ち葉が絨毯のように積もってる。
どんなに探しても見つかるわけがない。
高々3000円の品物だ。諦めろ!とわが身に言い聞かす。
だけどなあ、思い出一杯積もってるしなあ。
なんだかスカスカするんだよ。安定感がなくなるんだよ。
たかだか歩数計なんぞで、こんな喪失感に襲われるとは・・・。
ん?もしかしたら、あ奴は生活の一部、
いやカラダの一部だったんじゃ?それじゃ捜索願も出せない!
あんな小っちゃな万歩計を通して脳の中に構築してきた
生活習慣の意味が、いまさらながら重く沁みこんで来る。