【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「野菜のルーツは野草」

※道新の地域コラムの中に「行者菜」、という見慣れぬ見出しを見つけた。記事を読んでみると「ギョウジャニンニクとニラを交配」した野菜だという。道内唯一の生産地、網走で出荷が始まったという。こんな交配種が栽培されてるとは、知らなかった。

 

(落ち葉を貫いて芽を出すエネルギー。こんな野草が野菜になるとは・・)

 

※「ニラに似てるが、味と香りはギョウジャニンニクに近い」という。「沸騰した麵つゆに入れて火を止め、一晩寝かせた麺つゆ漬けが美味い」と。食べてみたくなった。アイヌネギ(ギョウジャニンニク)は野草と決めつけてたが、野菜にもなったんだ。

 

 

※考えてみれば、人類は何十万年も前から野草を交配、改良、したりして野菜化。食料として確保してきた。しかも、その試みは現代でも続いてるというワケだ。裏庭に自生してくる蕗も、またその一種かも知れない。感謝しながら天婦羅で戴くことにする。

 

(野菜高騰の折、そのルーツの、山の恵みを戴けるのは感謝の限りだ)

 

※こんな恵みを与えてくれた神と地球、それを育んでくれた時間に感謝。と同時に、人類祖先の知恵と能力に尊敬を抱かざるを得ない。「野菜のルーツは野草」、である。では現代人のルーツは?プーチンのルーツは?トランプのそれは?はてさて、何だろう!