【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「人生100年時代の『時短』」

※「男と女は違う時間を生きている」シンチャンは言った(いま言ったら性差別として炎上間違いなしだ)。が、実際には男と女どころか教師と生徒、ビジネスマンと社長、政治家とアスリート・・さらには動物同士や植物同士さえも「違う時間を生きている」

 

アイヌネギ(ギョウジャニンニク)も雪解けと伴に葉を伸ばす「時間」を持ってる)

 

※そう、時間は万物に与えられた平等なものじゃないらしい。象には象の時間があり、人間には人間の時間が。猫には猫の時間があり、鉱物には鉱物の時間がある。長い時間もあれば、短い時間もある。人間と猫の時間は以前より随分伸びているようだ。

 

(人間100歳時代。猫30歳時代。のうのうと生きてるからなぁ・・)

 

※だが、人類は「時間」を縮めることに大忙しだ。これまでかかってた時間を少しでも短縮すること。それが現代じゃイチバンの眼目にというわけだ。電気製品、調理、掃除、交通・・・何もかもが「時短」だ。量子コンピューター等というのも出てきた。

 

※確かに「時短」は生活を便利にしたり、楽にする。だが、それは全ていいことなんだろうか。人間の子供は生まれるまでに10か月かかるし、人類は100mを9秒は切れないだろう(サイボーグになれば別の話だが)。

 

(人間の時間であと半月ほど待つ。少しだけ葉を頂戴しペペロンチーノで戴く)

 

※赤ちゃんアイヌネギ(ギョウジャニンニク)が、ようやく芽を出した。ここまで10年かかってもなかなか増えない。「茎が小指の太さになるまでには20年はかかる」と義弟のクーさんは言った。「親指なら100年だ」「だから余計に採っちゃダメなんだべさ」

 

★かつてのSF少年は究極の『時短』を夢見てた。例えばテレポーテーション(瞬間移動)やテレパシー、サイコキネシスなどだ。最近、段々現実味が出てきて、脳が化学反応を起こしてる。もはやメルトダウンに近づいてる情況だ。