【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2010-01-01から1年間の記事一覧

 今年の漢字!「暑」!

(財)日本漢字能力検定協会が毎年公募、12月12日の漢字の日に発表してる“今年の漢字”は、「暑」だった。確かに今年は猛暑に踊らされた一年だった。 が、自分が選んだ今年の漢字(感字)は、「暴」である。 イラク、アフガニスタンは言うまでもなく、尖閣諸…

冬至かぼちゃ!

皆既月食が終わると22日は冬至だった。冬至はご存知のとおり一年でイチバン夜が長い日だ。ウチでは柚子湯をしたことはないが、カボチャは食べる。 この日、釧路は日の出が6:50。日の入りが15:51。つまり14時間59分が夜、だった。今日が一年でイチバン夜の長…

 皆既月食!

テレビでは「今夜20日の皆既月食、東日本から西日本にかけては残念ながら雨模様で見られませんが、北海道ではキレイに見えることでしょう」と報じてた。3年4ヶ月ぶりだという。「ようし、ラッキーッ!」 この2週間ほど、金星探査宇宙船「あかつき」や、双子…

過保護!

08年8月19日、「ドングリ育てて環境問題を考えて」と道新は書いた。 熊本のNPO法人「Ecoシティ研究会」と高田小学校5年生の生徒達が送ってくれたクヌギドングリの“苗木オーナー”を募集をしてくれたのだ。 多数の応募があり、苗木たちは里親に貰われていった…

 ヒッチコックの「 鳥」!

ふと「鳥」という文字が眼に入った。新聞のラ・テ面を眺めていた時だ。監督ヒッチコック(1963年製作)とある。当時名作として名高かったこの映画を、恥ずかしながら観てなかった。何してたんだろう? 見逃すわけには行かぬ!テレビの前に陣取ってチビチビ飲…

松本さん!残念です!

『世直しかわら版』という、日本社会のあり様に鋭いメスを入れる隔月刊意見誌がある。編集・発行は、元三井物産広報室長の水野要氏が主宰する「サロン・ド・ヴァンテアン(21)」。 最近は都内46書店で売られ、阿寒でも有志が「面白い、勉強になる!」と読み始…

続・タンチョウAGAIN!

12月5日、「タンチョウ給餌60周年感謝祭」イベントが始まる直前、肩をたたかれた。 振り返るとセイさんが空を指してる。「オオワシが来てる!」 オジロワシは何度か写真に収めたことがあるが、オオワシは肉眼で見るのも初めてだ。慌てて上空に向けてシャッタ…

 タンチョウAGAIN!

哀しいことに現在、地球上からは1日100種の割合で生物が絶滅してると言われる。写真のオジロワシだって、絶滅危惧種だ。 一年に何と4万種が絶滅していく現実に至って、ようやく人類は生物多様性の重要度に気がついた。この10月にはCOP10で生物多様性における…

 自己増殖!

東京から帰寒した。 8ヶ月ぶりに触れる東京は凄まじいばかりの変化だった。麹町の広大なお屋敷は解体、整地が進行し、卒業した会社の近くのビルは解体、かつて5階建てのパソコン&カメラビルも解体されてた。 銀座には中国人観光客があふれ、和光の前はごっ…

変化あり、変化なし!

半年振りに小布施にいる。大きな変化があった。かつての大地主の屋敷の解体工事が進んでる。 町のの中心部である。外部資本の店舗ができるのだそうだ。半年前には、その正面の薬屋が、これは地元資本だが、栗菓子メーカーの第二店舗として生まれ変わってた。…

 一等米!

夕昏と月が美しい。写真に収めてたら、クロネコヤマトの集配車が止まった。ドライバーが見るからに重そうなダンボール箱を抱えてウチに入ってくる。「ホリウッチャン、ホントに送ってくれたんだ!」。 ホリウッチャンは、長野Uターン時代に勤めた地元広告会…

 パンケトー・ペンケトー・・・神の湖!

時々「神になりたい!」と思うことがある。 自然の神秘と猥雑な生活の狭間にいる時にそう思うことが多い。今回は川湯温泉からの帰路、摩周湖と阿寒湖をつなぐ47kmほどの横断道路の中で、そうなった。 双子の湖、ペンケトー(上の湖)とパンケトー(下の湖)…

 ほとんどビョーキ・・・

こうなればもはや病膏肓に入るの類だ。 何気なく時計の温度を見てたら、脳がまた反応し始めたのである。 「ソッチへ行っちゃイケナイ!ダメ、ダメ」と理性が言う。だが、感情は「でもどうしてもやりたいんだよ」と反抗する。葛藤すること30分。ついに感情が…

 “森の人”!

阿寒シェル鉱山よりさらに奥深く、その人は棲んでいる。自ら“森の人”と名乗ってる。森の人である限り、白髪三千丈、霞を食べて生きる仙人、禁欲的で厳格、何より解脱してなくっちゃならない。 だが、この森の人は厳格・解脱というより柔和な笑顔とサービス精…

知床半島!

夏タイヤを冬タイヤに換えた。雪掻き道具もワンセット準備OK。後は水撒きホースの水を抜いて乾かし、物置に収めこむだけだ。 今日やろう、と思ってたら何と雨。今年は暖かいのか寒いのか良く分からない。 去年はどうだったんだろう?恰好の比較品があった。…

季語「残菊」「晩菊」!

菊が未だに枯れず咲いてる。何と強い花だ! 百科事典には『「菊」の字は「鞠」とも書かれ、「鞠」は「窮」と同じ意味で窮極、または最終の意味であるという。キクの花が年のいちばん終わりに咲くことからこの字が使われたといわれる』とあった。 何やらリクツ…

「グリーン・モンスター」!

外来種の動植物が、日本の在来種及び生態系に脅威を与えてることは前にも書いた。タンポポ然り、セイタカアワダチソウ然り、ブラックバス然り、テラピア然り、中には絶滅に追いやられる在来種も出てきてる。 「やはり、肉食系の民族の地のものは強い。ヤマト…

紅葉!

今年の紅葉はキレイじゃない、ともっぱらの評価である。 確かに、黄色に、もしくは赤く色付く前に散ってしまう葉が多いようだ。 一般に、急に秋冷になると紅葉がキレイだと言われるが、その意味でいえば今年は猛暑の後、急冷にはならなかった。いつまでもダ…

 シカの食害!

ここまで思惑がうまくいくとさすがにウレシイ。去年、鹿に全滅させられた豆が無害のまま大量に収穫できた。来年用のタネ豆も、だ。 モチロン、今年は鹿の食害を防ぐために結構、苦労はした。ネットを張ったりそのための土台を固定したり・・。地域一体が鹿食害…

 初霜・・

先日19日朝、釧路や阿寒では初氷、初霜。標茶(しべちゃ)では−5℃を観測した。いよいよ冬籠りだ。準備はできたか? ストーブは機能するか?床暖は?水道の不凍栓は閉まるか?雪掻き用具のチェックは?夏タイヤを冬タイヤに変えなくていいか?何より心構えはで…

 “500万年ジオゾーン”!

駒吉は感慨深くファインダーを覗いていた。3日後の20日、移住丸4年を迎える。アッという間の4年間だった。それにしても、ラッキーだったなと思う。 「まだ4年にもならんのに、もう20年も暮らしてるような顔してる」。そんな風に言われるのは『DISCOVER AKAN…

小さき隣人、エゾシマリス!

「あれッ、あんなところにキノコ生えてたっけか?」 ハコヤナギの幹の中間に黄色いヤナギマツタケを見つけた。よく見ると下段にももうひとつ生えている。「いつの間に生えたんだろう?」 と、少し動いたような気がした。「キノコは動物だ!」が持論だが、目…

500万年未体験ゾーン!

「阿寒湖小学校6年生の皆さん、今日は天気がよくて良かったですね。これから一時間半ほど、化石授業と言うことで、化石発掘体験をしてもらいます。その前にチョッとだけ説明を・・。 この辺りは、約500万年前の地層と言われています。地質・地層の授業で新第3…

 10.10 10:10.10!

プロ野球元日本ハムの監督、TBS系の「スポーツご意見番」でもあった大沢啓二親分が他界した。たんのう癌だったそうだ。この2週間、毎週日曜日の「スポーツご意見番」を休んでたので、調子が悪いのかな、と思ってたが正直驚いた。 つい3週間前に元気な姿を拝…

 樹を見る目!

「今年もダメダナァ、成ってねえわ」 数日前、オトーサンはそう言ってたけど、一応確認だけしてみよう。いや、コクワ(猿梨)の実のことである。以前は物凄い量の実りがあったという。 コクワの樹の下から目を凝らして見上げる。確かにそれらしきものは全く…

 キノコランド!

ヤチダモの樹の根元に生えてる写真のキノコは、図鑑で調べても名前が特定できない。何のキノコだろう? キノコ探検隊の一員としては、周辺に顔を出す多種多様なヤツラを見逃すわけにはいかない。出来るだけ写真に収めることにしている。まぁ、大抵は「食不適…

 エロチックVSセクシー!

冷たい雨である。冬籠りの使者がいよいよ将軍様のメッセージを持ってきたようだ。束の間の秋は、短い夏を思い出すに限る!恰好の材料があった。「ユリ」である。 今年の夏はモーレツに暑かった。それを象徴するのがユリの一族だ。 カサブランカは、今年も暑…

 「猿梨」!

写真の果実が何かお分かりの方はいるだろうか?「分った」という方は北海道出身の方かもしれない。 そうです、写真の果実は「猿梨(サルナシ)」、サルが食べる梨、という意味なのだろうか、山中に多く見られる野生の果実だ。道東ではコクワとも言う。小さな…

 ヤマメDNA!

今年は暑かったせいか、ヤマメがまだ海に降ってはいない。だから小さいのが数多く釣れる。やはり彼らも気候の影響をモロに受けてるのだろうか。 (※標津サーモンパークの水槽内のヤマメ、パーマークが薄い) ヤマメとサクラマスの関係は実に面白い。母川で孵…

ミニトマトジャム!

「お〜い、居るかい?」 隣人が自宅で採れた、直径2cmほどのミニトマトを大量に持ってきてくれた。今年はスゴイ量が採れたからおすそ分け、という。うれしいプレゼントだ。5kg以上あっただろうか。 阿寒のトマトは、この辺りじゃ美味しいことで有名だ。寒暖…