ここまで思惑がうまくいくとさすがにウレシイ。去年、鹿に全滅させられた豆が無害のまま大量に収穫できた。来年用のタネ豆も、だ。
モチロン、今年は鹿の食害を防ぐために結構、苦労はした。ネットを張ったりそのための土台を固定したり・・。地域一体が鹿食害に対応するため、それぞれが対策を立てた。
そのせいかシカは大っぴらには出没しなかった。「シカも今年はシカタねえと来なかったんだべさ」なんてシャレるバアチャンもいた。
ウチで採れた豆は、カイマメと言うらしい。なるほど、干しあがったタネ豆を見ると、貝のようなモヨウがついてる。何でも道南函館名産なんだとか。インゲンなどより遥かにコクがあって、粒がでっかい。
ジャガイモと煮たり、肉と煮たり、シチューに入れたり・・と随分世話になった。
タネ豆用にすべて収穫し終わった朝、ネットを外したらバンビを連れた親が来た。豆の木だけを不味そうに食べてる。食いたい実はないヨ〜ダ!ザマアミロ!そうそう、ヤナギマツタケでも食ってろよ!
それにしてもシカの食害が深刻になってきた。北海道では60万頭、道東だけでも32万頭は生息すると言われてる。
農家の被害も甚大だし、森林の被害も甚大だ。
ま、とりあえずウチでは来年もカイマメをつくれることになった。
四つ葉のクローバーも霜にもめげず来年を励ましてくれてる。だが、ウチを離れてみれば、今後が物凄くシンパイだ!
人が手を入れたものは、手を入れ続けるしかない!これが持論だが、シカにはどうやって手を入れ続ければいいのか?
いいチエがあったら教えてほしい。