【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

社会・文化

「増毛モデル」

※道新の社会面の見出しだ。「えっ、薄毛に悩む人に新増毛法が開発されたのか」・・が、とんでもない勘違いだった。「増毛」は留萌管内の地名。「ましけ」と読む。そうそうピップエレキバンのCMで「比布」(ぴっぷ)という地名が使われた事もあった。 ※似たよ…

「読書の秋」

※空気が透き通ってる。朝は5℃まで下がるようになった。ナナカマドの実も赤く熟し、キノコシーズンは終わりが近づいてる。・・・コロナ禍、感染第5波と政府の失敗ばかり気になってた数か月、急に本が読みたくなった。 ※そう言えば丁度去年の今頃、新たなる知…

 「未来は今だ!」

(タンチョウの編隊が「鶴の一声」を発しながら旋回してた。チョッと遠いが特別天然記念物と共生するゼイタク…)※今年の流行語大賞は多様化の時代を反映して、4つあった。「じぇ、じぇ、じぇ」「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「倍返しだ!」。不肖ワタ…

 拝啓 オバマ大統領殿!

▼この度は再選おめでとうございます。アメリカ国民は、貴方を選択しました。他国のことながら、リベラル寄りの身にとってはとてもウレシイ。私が嬉しがっても仕方がないのにね、ヘンですね。 ▼4年前同様、貴方の勝利スピーチは格調高く素晴らしかった。感動…

 Blue Christmas!

毎年、オリンピックもサッカーワールド杯も及びもつかない世界最大のイベントがある。 そう、クリスマスだ。今日24日は、世界中の街や村にクリスマス・ソングが溢れ、人々はクリスマス一色に染まる。たとえ雪のない南半球に於いても、だ。 因みに世界中で流れ…

タイガーマスク現象!

「いやぁ、日本も捨てたモンじゃない」。昨年12月24日にニュースを見た時の最初の感想である。 寅年のクリスマスイブ、サンタの代わりにタイガーマスク、伊達直人から養護施設で暮らす子供達へ、クリスマスプレゼントがあったという。 「何とココロ暖まる話…

チデジカ!

冬は氷との対決である。凍ってる道は、命を懸けて歩かなきゃならない。 だからコチラではどうしても、人は家に篭ることになる。畢竟、テレビは欠かせないのモノとなる。 なのに、なんとウチは「難視聴地域」だった。NHKが何度も調べに来たが、ユーレイが活躍…

 「年度変わり4月」の“不条理”!

さて質問です。写真は何を写したものでしょう? 雪?正解です。5cmほど降り積もった雪を掻いた跡です。凍っちゃうと車が出入りできなくなるので、とりあえず、タイヤが滑らないようにと掻いたら、なんだか幾何学模様になっちゃった。 ただ、この写真がスゴイ…

続・タンチョウAGAIN!

12月5日、「タンチョウ給餌60周年感謝祭」イベントが始まる直前、肩をたたかれた。 振り返るとセイさんが空を指してる。「オオワシが来てる!」 オジロワシは何度か写真に収めたことがあるが、オオワシは肉眼で見るのも初めてだ。慌てて上空に向けてシャッタ…

 自己増殖!

東京から帰寒した。 8ヶ月ぶりに触れる東京は凄まじいばかりの変化だった。麹町の広大なお屋敷は解体、整地が進行し、卒業した会社の近くのビルは解体、かつて5階建てのパソコン&カメラビルも解体されてた。 銀座には中国人観光客があふれ、和光の前はごっ…

 パンケトー・ペンケトー・・・神の湖!

時々「神になりたい!」と思うことがある。 自然の神秘と猥雑な生活の狭間にいる時にそう思うことが多い。今回は川湯温泉からの帰路、摩周湖と阿寒湖をつなぐ47kmほどの横断道路の中で、そうなった。 双子の湖、ペンケトー(上の湖)とパンケトー(下の湖)…

 シカの食害!

ここまで思惑がうまくいくとさすがにウレシイ。去年、鹿に全滅させられた豆が無害のまま大量に収穫できた。来年用のタネ豆も、だ。 モチロン、今年は鹿の食害を防ぐために結構、苦労はした。ネットを張ったりそのための土台を固定したり・・。地域一体が鹿食害…

500万年未体験ゾーン!

「阿寒湖小学校6年生の皆さん、今日は天気がよくて良かったですね。これから一時間半ほど、化石授業と言うことで、化石発掘体験をしてもらいます。その前にチョッとだけ説明を・・。 この辺りは、約500万年前の地層と言われています。地質・地層の授業で新第3…

 「猿梨」!

写真の果実が何かお分かりの方はいるだろうか?「分った」という方は北海道出身の方かもしれない。 そうです、写真の果実は「猿梨(サルナシ)」、サルが食べる梨、という意味なのだろうか、山中に多く見られる野生の果実だ。道東ではコクワとも言う。小さな…

 ヤマメDNA!

今年は暑かったせいか、ヤマメがまだ海に降ってはいない。だから小さいのが数多く釣れる。やはり彼らも気候の影響をモロに受けてるのだろうか。 (※標津サーモンパークの水槽内のヤマメ、パーマークが薄い) ヤマメとサクラマスの関係は実に面白い。母川で孵…

それッ!夏祭り

道東、中標津(なかしべつ)は、なかなか垢抜けた町である。市街地はおしゃれで、リゾート地の雰囲気が漂う。 人口24,000人。人口流出が悩みの道東では、唯一人口が漸増してる。何十年来の移住促進事業が今になって花を開いた恰好だ。女優の倍賞千恵子さんも…

 少子高齢時代運動会!

姪の娘の初めての運動会があると言うことで、見物に出かけた。 正直言って驚いた。特設駐車場は満杯。一体どこから湧いてきたのかいナ、と思うほど人がウジャウジャしてる。園児130名に対して、恐らく400名を超えるオトナがいたと思う。 東京など、どこの幼…

化石発掘体験教室!

6月27日(日)本欄で何回も紹介した「阿寒シェル鉱山」で、釧路市立博物館と足寄(あしょろ)化石博物館による化石教室が開催された。釧路や帯広から90人を越える親子連れが参加。 自分も参加を約束してたが、所用のため不参加に。もったいなかったと思って…

絵本「タピーロとタピーラ」!

最近、沢山の「村」が生まれてる。「休暇村」「屋台村」「農力村」・・中でも話題になったのは「年越し派遣村」だろう。 「村」とは何か?百科事典には『ムレ(群)と同義で、家群(いえむら)・草むらの用例もあり、人のむらがり住むところ』と書いてあった。…

 名水ウォーター・ビジネス!

「東京は世界有数のウォーター・ビジネスの街だ」大先輩は誇らしげに言った。 「東京の水は世界一美味しい水として売り出してますからね」。そう応えると大先輩はニヤリと笑った。「うん、銀座、赤坂、新宿、池袋、みんなウォーター・ビジネス・・・“水商売”で溢…

 野良仕事の制服!

背広が、一応ビジネスマンの制服であるとすれば、野良着は野良仕事のための制服である。だが、このふたつの制服には大きな違いがある。 背広はやはりパリッとしていて清潔なものがよい。が、野良着はできるだけ汗と土の香が染み込んだ古いものがいい。なぜか…

小布施写真ガイド!

昨日長野市で桜の開花宣言があった。小布施でも早咲きのしだれ桜が咲き始めた。いよいよ観光シーズン本番である。 小布施の観光スポットは極めて限定されてる。かつて市が立った場所を中心に半径150mほどの範囲がコアとなっている。そのスニーカーサイズの町…

 「せいこういのります!」

友人の話である。 「学生時代の友人から、新事業立ち上げのメールが来たんだよ。そこで早速、『せいこういのります』と入力し、変換キーを押したわけ。すると、何と『性行為乗ります!』と出てきた。思わず吹き出しちゃった!」。 変換でこんな経験をした人…

  「お掃除、終りました!」

バンクーバーでは、カナダのお家芸「カーリング」が、注目の的だという。 それにしてもフシギなゲームを考え出したものだ。「氷上のチェス」、見ようによれば、ビリヤードにも近いところがある。知的なスポーツと言っていい。 発祥の地は15世紀のスコットラ…

平成22年2月22日、午後2時22分22秒、22.2℃!

今朝、時計を見てふと気が付いた。「待てよ、今日は2並びの日じゃないか!この時計だけでも数えてみれば2が11も並んで表示されそうだ。こんなことって、殆どないんじゃないか?」 そう言えば、ウチの地番も阿寒町北新町2−2−2だ。これも何かの縁だろう。 「よ…

 スポーツ版「改革」「地域格差」!

人々は、白鳥のように氷上を舞ってみたかった。だからフィギュアスケートを考え出した。 雪原を走り回る野ウサギになりたかった。だから、クロスカントリースキーを考え出した。雪原を飛び回るハヤブサにもなりたかった。だから、ジャンプ競技を考え出した。…

 スポーツ・ウイルス感染症!

開幕から一週間。「スケート500mは、銀と銅だ!」「フィギュア男子は銅メダル、カーリングは、中国に競り負けた!」などと、毎日ニュースが入るたびに一喜一憂してる。 ことに天気雨ならぬ、天気雪、ぼんやりとした太陽の中雪が舞ってる日などは、落ち着かな…

 道しるべ、 「イヌシュク」(友愛、友人) !

寝不足、である。別にバンクーバーのテレビ観戦に明け暮れてるわけじゃない。 だが、妙にコーフンしていて寝つきが悪い。しかも朝は4時には目が覚める。(写真は朝7:00のもの) もしかしたら、バンクーバー・オリンピックという、スポーツの祭典が発する波…

 多民族国家、オリンピック開会式!

それにしても素晴らしい開会式だった。カナダはいつもアメリカの陰に隠れてしまってるから、余計にそう思えたのかも知れぬ。 バンクーバー・オリンピック、史上初めて屋内で開催された開会式は、実に情感豊かなものだった。 極寒の地で、一万年も前から生き…

  窮地に生きる!

−30℃近くになろうが、真冬日が続こうが、決して凍りつかない! そんな場所を町内で発見した。「丹頂の里」公園に流れ込む湧き水の小川である。写真がその泉の小川。凍らないどころか、なんと青々とした水草までが育ってる。 夏場訪れた時の記憶では、この緑…