【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 「せいこういのります!」


友人の話である。
「学生時代の友人から、新事業立ち上げのメールが来たんだよ。そこで早速、『せいこういのります』と入力し、変換キーを押したわけ。すると、何と『性行為乗ります!』と出てきた。思わず吹き出しちゃった!」。
変換でこんな経験をした人も多いだろう。
春分の日の前日、ご当地阿寒湖で「阿寒湖氷上地元DAY」と称するイベントがあった。


“ワカサギ釣り大会"“ご当地〇×クイズ大会”“ジンギスカンParty”などいろいろな催し物を準備してるという。
主催は氷上地元デー実行委員会、後援にはNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構。「まちづくり」の言葉に興味を惹かれ参加した。
全面結氷した湖面には、車が100台ほど駐車。ワカサギ釣り用のテントや藁屋根のイグルー(氷の家)、ステージ、さらには何と、安全祈願の氷神社も祀られてる。湖面の氷厚を示す氷も展示されてた。
気温は-4℃。風が冷たい。だが、観光客減少の折、何とか地域活性化に繋げたいとの熱は伝わってきた。
「せいこういのります!」。件の友人の話を思い出した。ただしこの時、脳内では正しい変換が行われた。
「成功祈ります!」