【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

貝化石鉱山発見!

雪の道を2kmほど山の中に入ったところにそれはあった。
それにしても、町内に鉱山があるとは思わなかった。それも化石を掘るための鉱山である。
もっとも、町内には雄別(ゆうべつ)炭鉱もあるから、恥ずかしながら認識不足、想像力欠如だったと言ってもいい。

この鉱山で主に掘られてるのは、「タカハシホタテ」という帆立貝の仲間の化石で、研究本によると、鮮新世(600万年〜200万年前)のモノらしい。サハリンのタカハシさんという学校の先生によって発見され、1930年横山又次郎博士が命名した。
写真はその受け皿になったほうの化石と思える。
阿寒にこの化石が豊富に存在することは、かつてここが海の底だった事を物語る。
現在は主に飼料や肥料、凝集材などに活用されてるが、200万年前棲息してた彼らの貝柱は美味かったのだろうか?その頃、このあたりはどんな風景だったのだろう?
200万年前の地球を、化石で旅するロマン・・そうはできない体験だ。
雪が解けたらその旅を追いかけてみる。シリーズ化もありだな!皆さん、追加レポートをぜひご期待ください!