【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 お勧めします、化石を手に!

再び化石、である。
釣から帰った隣人がコーフンした面持ちで飛び込んできた。「見つけました!新しい化石ですよ!」見ると手に長径15cmほどの石をふたつ抱えてる。よほど嬉しかったのだろう、釣装備そのままだ。
見せてもらって驚いた。今までの貝化石と違い、石の中に何かの葉っぱがクッキリと刻み込まれてる。「植物の化石だ!コレはスゴイ、初めてですよ!」。

隣人のコーフンが伝染した。「植物の化石もあったんだぁ!」
なるほど、200万年前(いや、もっと前かもしれない)も植物はあったことだし、貝もいた!
無知蒙昧の故、これが何の葉っぱの化石かは分らない!専門家に調べてもらうしかないが、シダ類のような気もする。
その頃、人類はどう生きてたんだろう?何を考えてたんだろう?
一度化石を手にすることをお勧めする。手に抱えれば、人間中心の時間概念がいかにチッチャイかが実感できる。
事実、世俗にまみれた自分も少し哲学的になった。スゴイ影響力だ!