【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

  「お掃除、終りました!」

バンクーバーでは、カナダのお家芸カーリング」が、注目の的だという。
それにしてもフシギなゲームを考え出したものだ。「氷上のチェス」、見ようによれば、ビリヤードにも近いところがある。知的なスポーツと言っていい。
発祥の地は15世紀のスコットランド、19世紀になってカナダで現在のルールが考案された。意外と古い歴史を持つのだ。
日本にも1937年に導入されたが、なかなか普及しなかった。理由は、施設や器具が高価だったこと、そのほかあの「竹箒で掃くようなお掃除姿」をスポーツとなかなか認識できなかったことなどいろいろあげられよう。
だが、長野オリンピックで中継され、前回のトリノ五輪でいきなり火がついた。
今回のバンクーバーではメダルも期待できる、として注目が高まった。老若男女を問わず、テレビに釘付けになった人も多かったようだ。
そりゃそうだろう、何しろみんな美人だ。それに加えて「氷を読む」時の真剣な目が、男どもにはドキッと来る。
何だか「貴方だけよ!」と見つめられてる感じがするのだ。
あれが男子のゲームだったらどうだろう?「こっちを見るな!」と目をそらすに違いない。
何はともあれ、日本の女子カーリングが終った。
ドキドキ、ヒヤヒヤの一週間、カラダには誠に良くなかった。
8位だったのは少し残念ではあるが、これで少し落ち着いて過ごせる。ヤレヤレ、である。