【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

化石発掘体験教室!

6月27日(日)本欄で何回も紹介した「阿寒シェル鉱山」で、釧路市立博物館と足寄(あしょろ)化石博物館による化石教室が開催された。釧路や帯広から90人を越える親子連れが参加。
自分も参加を約束してたが、所用のため不参加に。もったいなかったと思ってたところに報告が入った。
報告は、大好評を告げていた。そりゃそうだろう、何しろ500万年も前の地層に当時イキイキと動き回ってた貝や海獣の化石がふんだんに埋もれてる。子供も親も夢中になるのが当然だ。
道新の報道には、「化石発掘なんて別世界の話だと思っていたけど、めちゃくちゃ面白い。くせになりそう」という、帯広の医師の談話も載っていた。
化石の楽しみは幾つもある。そのひとつは、地球の歩みを何千万年に渡って振り返ることができる、つまりタイムトラベルができることだ。もうひとつは、化石に閉じ込められた時間に触ることができることだ。こんな贅沢は他にはない。
市立博物館や化石博物館からは定期化して欲しいとの申し入れもあったそうだ。

阿寒一帯は、化石の宝庫といっていい。発掘を体験することで、子供達が自分たちの住んでる地域の成り立ちを知る。成り立ちを知ることで、地域を誇りに思う。そこに郷土愛が生まれてくる。面白くなってきたぞ!
(写真は現在のホタテの原型、タカハシホタテの化石。200万年前ぐらいに絶滅した。縦径18cm、横径14cm)