【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 少子高齢時代運動会!

姪の娘の初めての運動会があると言うことで、見物に出かけた。
正直言って驚いた。特設駐車場は満杯。一体どこから湧いてきたのかいナ、と思うほど人がウジャウジャしてる。園児130名に対して、恐らく400名を超えるオトナがいたと思う。
東京など、どこの幼稚園もこうなんだろうか?子供を持ったことがないから分らない!
ただ、2つのことは理解できた。ひとつは明らかな「少子高齢化」ということだ。
見物客には親もさることながら、白髪混じりの高齢者がやたら多い。園児数の2倍を超えてることは確かだ。
もうひとつ、夏場になる北国ではイベントや人出がやたら多いということだ。まるでセミが哀しいほどに生を謳歌するのと似てる。
だが、それはそれとして運動会そのものはなかなか感動的だった。個人競争や親子ゲームなどの競技では、泣く子がいたり、動かぬ子がいたり・・。自分たちもきっとあんなものだったんだろう、思わず微笑んだりした。

圧巻は“バルーン”と呼ばれるマスゲームだった。一枚の丸いシートの端を子供達が掴み、煽りながら空気を包み込んでバルーンに仕立て上げるというものだ。
これには年長組80名が参加した。バルーン完成の暁には小さい子が上に登ってポーズをとった。観客席からはやんや、やんやの大拍手。随分練習したんだろうなぁ。

運動会は、幼稚園側にとっては日頃の教育成果をアピールする場でもある。保育士たちの額には懸命の汗が光ってた。
それにしても、である。少子高齢化は言うまでもなく今後の深刻な社会問題である。
と、そこまで考えて、自らその原因をつくってるひとりであることに気がついた。いやぁ、黙るしかないかぁ・・・。