【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 町内古木たちのツィッター!

蝦夷梅雨」・・・(気象庁は『北海道には梅雨がない!』と強弁しているようだが、道東の人たちは、6,7月の雨の多い季節をこう呼ぶ)の束の間の晴れ間、11日。湿度の低い爽やかな風が木々を抜けていく。町内の古木たちが呟きを始めた。

>今度の選挙一体、誰に入れるべえ?こういったのは大正牧場に残されたミズナラの古木だった。
>「民主も自民もダメだし、みんなの党しかねえべさ!返したのは上徹別(かみてしべつ)のエゾヤマザクラの古木だ。
>いっそのこと共産党にでも入れるか?冷ややかに応じたのは鶴見公園の中で存在感を見せるカシワの古木だ。
カシワの古木は幹に大きな瘤ができてる。子供の頃、風雨や雷と喧嘩してできた傷痕だろうか?

>・・ったく、生煮えの消費税論議を持ち出すなんて、あれじゃオウンゴールになっちゃうぞ。 
>だがな、財政再建のための増税論をぶち上げてのは、勇断だった。でも、有権者増税の話は何でも反対だからナァ。
>焦ったのか、支持率Vターンで傲慢になったのか・・きっと大敗するぜ、民主は・・。
・・・翌日のツィッター・・。雨の中で呟きが掻き消されそうだ。
>ホレ、ナ、ワシが言ったとおりになっただろだろ、民主大敗だ。  
>自民は勢い取り戻したけど、これはこれでシンパイだなぁ・・。  
みんなの党が大躍進だけど、連立は拒否しそうだしなぁ・・。  
>でもなぁ、有権者もあまりにも急いで結果を求めたがる。これじゃ混迷の連続だ!  
>そうそう、選挙に勝つための選挙だからなぁ、一体日本はどうなっちまうんだろ?  
>大体、生き残り、長寿の秘訣をワシラに学ばんからよ、焦らず悠揚日本のあるべき姿を根を張って考えヨッ!
>けど、これからまた『ねじれ国会』だな。外国からも段々相手にされなくなりそうだ。
>困った!  
>重要法案が停滞しちまう! 
>ワシラは何にもできんのが残念だ!
・・・3本の町内古木ツィッターは、それを最後に閉じられたのでありました。