【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「読書の秋」

※空気が透き通ってる。朝は5℃まで下がるようになった。ナナカマドの実も赤く熟し、キノコシーズンは終わりが近づいてる。・・・コロナ禍、感染第5波と政府の失敗ばかり気になってた数か月、急に本が読みたくなった。

 

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※そう言えば丁度去年の今頃、新たなる知の巨人として世界に衝撃を与えた、「ユヴァル・ノア・ハラリ」の「サピエンス全史」と「ホモ・デウス」に夢中になってた(世界累計部数は2000万部を越えたという)。やはり秋深くなると本を読みたくなるらしい。

 

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※今秋手にしたのは、同氏の「21Lessons」。サブタイトルには“21世紀の人類のための21の思考”とある。帯には「サピエンス全史」で人類の「過去」を、「ホモ・デウス」で人類の未来を描き、「21Lessons」では人類の「現在」に焦点を・・とある。

 

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※何日かかけて読み終えた。・・・読後感?前2作同様、M10の地震に襲われたような衝撃で身体中が沸騰した。似たような読後感を持った人が、世界中で何千万人といたことだろう。サピエンスの「過去」「現在」「未来」三部作が終了したことになる。

 

 

※これまでの人生で読んだ本のBEST5をあげよ!と、問われれば、躊躇なく、R.ドーキンスの「利己的な遺伝子」、S.ハンチントンの「文明の衝突」、そして同氏の3部作を挙げる。いずれも不肖自分の人生に多大な影響を与えてくれた本だ。

 

(冬に備えてエゾリスが庭に。が、まともな写真が撮れない。写真は3月

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※阿寒の片隅は秋麗、「読書の秋」である。地球45億年の、サピエンス200万年のたった一度の秋である。この膨大な時の流れの中で考えれば、明日投票の自民党総裁戦なんて「小せえ、小せえ」。だからこそ、国民としては、凝視しなけりゃならぬっ!