【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 「猿梨」!

写真の果実が何かお分かりの方はいるだろうか?「分った」という方は北海道出身の方かもしれない。
そうです、写真の果実は「猿梨(サルナシ)」、サルが食べる梨、という意味なのだろうか、山中に多く見られる野生の果実だ。道東ではコクワとも言う。小さなクワという意味かもしれない。

事典によると、本名はシラクチヅル。マタタビ科の落葉つる性植物で雌雄異株、つまりオスの樹とメスの樹があるということだ。ほかに第三の性、両性花もあるという。
友人がそのコクワを届けてくれた。
「コクワはビタミンCやポリフェノールのほか、アクチニジンというタンパク分解酵素をを豊富に含んでおり、最近ではコクワ酒など、梅酒と同様、健康機能性果実として人気が出てきている」と事典には書いてあった。
食べると甘酸っぱい、まるでキウイフルーツの野生版といっていい。

友人はこのコクワで果実酒をつくれと言うのだろうか?しかし、果実酒はウチではあまり飲まないからなぁ・・。だとしたら、また、ジャムはどうだろうか?
再挑戦の意味はあるかもしれない。甘酸っぱさと、キウイを無骨にしたような独特の野生の香りが、面白味を出すかもしれない。
少しジャムにはまりすぎてるような気もするが、やっぱりやってみよう。結果を期待しないで待っててください。成功したらおすそ分けします。