【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「増毛モデル」

※道新の社会面の見出しだ。「えっ、薄毛に悩む人に新増毛法が開発されたのか」・・が、とんでもない勘違いだった。「増毛」は留萌管内の地名。「ましけ」と読む。そうそうピップエレキバンのCMで「比布」(ぴっぷ)という地名が使われた事もあった。

 

 

※似たような手合いで福井県の「小浜」が米前大統領「オバマ」を被せたのや、ソフトバンクの「Youの出身は?」「ハワイ(羽合)」なんてのもあった。それにしても「増毛」の例は、地名を知ってても思わず中身に引きずり込まれる程インパクトがあった。

 

(太陽は本当にありがたい。朝降った雪を一気に解かしてくれる)

 

※見出しのユーモアとは打って変って中身は真面目だ。「温暖化対策の切り札として、磯焼けが懸念されてる海の森(昆布など)の再生が欠かせない」と言う内容だ。海のCO2吸収はブルーカーボンと言われ、森林などでの吸収の9倍にも上ると言われてる。

 

※『増毛町は全国で最も早い04年から磯焼け対策で、鉄鋼スラグを使った藻場再生に取り組んだ。既に目に見える反歌が出ており、増毛漁協と日本製鉄が鉄鋼スラグなどを沈めた沿岸ではいま、色艶がよく肉厚なコンブが生い茂る』(7年間で藻場の面積は5.5倍に)

 

(太陽には、こんな遊び心も・・・)

※『海の砂漠化と呼ばれる磯焼けは、海水温の上昇とともに世界各地で深刻化している(中略)「人工的な藻場の再生は海外では殆ど例がない」。コンブは地球を救う手立てになれるか。「増毛モデル」が世界に広がる日は、そう遠くないかもしれない』

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領土の拡大ばかりを図る輩がいる。自己顕示欲ばかりの輩がいる。統べては我欲によるものだが、地球が求めるのはビミョーなバランス。トランプ、プーチン習近平金正恩、ネタニヤフよ、利他思考を考えよっ!