【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 自己増殖!

東京から帰寒した。
8ヶ月ぶりに触れる東京は凄まじいばかりの変化だった。麹町の広大なお屋敷は解体、整地が進行し、卒業した会社の近くのビルは解体、かつて5階建てのパソコン&カメラビルも解体されてた。
銀座には中国人観光客があふれ、和光の前はごった返してた。

一体この街はどこまで全てを呑みこんでいくんだろう?都市が毎日自己増殖してることを肌で感じた。
そうだ!昔こんなことがあったなぁ。ワクワクするような期待感の中で生活してる実感、そして、どこへ行っちまうんだろうという違和感・・・。都市はアメーバーや癌細胞のようなものなのかもしれない。
目覚めるとモーレツな雨が降ってた。12月初旬としては考えられないほど温かい。
今回の上京のいろいろなシーンが思い出される。

上京時の釧路空港、羽田、小布施、夜の新宿、銀座・・。そして会うことができたいろいろな人達・・・。
フシギなことに、時間には濃淡や伸び縮みがあるはずなのに、脳の中には一枚の絵のようなシーンが浮かんでる。時空間が4次元じゃなく二次元になってる。
おかしいぞ、この感覚は何だ!刺激が強すぎたせいか?何しろ阿寒で見かける人の1000年分の人は見た。
もしくは、人当たり、建物当りしたのかもしれない。いや違うなぁ、二拠点生活が脳に定着したのかも知れん、そうだ、きっと移動が非日常じゃなく、日常になってしまったせいだ!
いや、待てよ、もしかしたら加齢のせいかも知れんぞ・・。何れにせよ脳は神秘的な存在だ。都市と同じように自己増殖してる。