【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 赤紫蘇のチカラ!

▼「油断するなよ!」。いつも脳の芯まで言い聞かせてる言葉だ。が、油断はどこからでも染み込んでくる。今回の油断は窓の開けっ放しだった。最も注意してたことをつい、つい、というのが悔やまれる。
▼本州から帰寒したのが15日。翌日から道東でも猛暑が始まった。真夏日になることもしばしば…。だが、夜から明け方にかけては、10℃以上温度が下がる。「油断してないよ、ウインドブレーカー持って歩いてる!」。他人にはそんな準備周到ぶりを鼻高々に言ってきた。

(膨らむヒマワリ、空高し。明らかに秋の空だ)
▼その日は午後11:00頃、酒を飲んで帰宅した。「暑い!窓はもう少し後で締めよう…」半袖、半ズボンパジャマに着替えてベッドに仰向けになる。ひとまたたきした。………と、なんと、カーテンを下ろしてない外がもう明るい!しかも「寒っ!」。くしゃみと咳。喉がヒリヒリ痛い!痛くて唾を呑み込むのに苦労する。
▼37.4度の微熱。はい、しっかりと夏風邪ひきました。「ま、うがいと風呂で汗出して、感冒薬と酒で寝れば1日で回復する」………それが、1週間たっても後を引いてる。
▼もっとも、考えてみれば当たり前だ。もはや処暑を過ぎ、ヒマワリも満開。赤紫蘇に至っては、種をふんだんに持ってる。道東は昼の間、盛夏でも夜は確実に秋なんだ。夏風邪ひくのも当たり前だ。

(カリカリ梅の素となる赤紫蘇、この種を収穫して裏庭にバラ蒔いておく。来年は梅漬けに挑戦する)
▼風邪に負けぬためには?「そうだ、来年、信州でやってたような梅漬けをつくろう。風邪だけじゃなく、胃腸にも実によく効く!」。赤紫蘇の種を収穫し、裏庭に蒔くことを決めたら妙に元気が出てきた。やはり植物の力はすごい!