【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

チデジカ!

冬は氷との対決である。凍ってる道は、命を懸けて歩かなきゃならない。
だからコチラではどうしても、人は家に篭ることになる。畢竟、テレビは欠かせないのモノとなる。

なのに、なんとウチは「難視聴地域」だった。NHKが何度も調べに来たが、ユーレイが活躍する画面を見て、引き上げていった。
結局、「契約解除」(客に対して何て言い方だ!意識を改めよ!)という通達のハガキが来た。幸いBSだけは映った。視聴料なしでで、ある。それはそれで、ラッキー!
だが、不便だったのは地元のニュースを入手しにくい、ということだった。ユーレイが乱舞する画面を見たり、突然暗転してブツ切れ画面になってしまうこともしょっちゅうだ。というわけでBS以外テレビはあまり観なかった。
ところがである。地デジならウチでも写ることが分った。で、昨年末地デジ対応テレビを入れた。
お陰で今年は5年ぶりに「箱根駅伝」を親戚でじゃなく、自宅で、しかもクッキリした画面で観ることができた。
テレビが正常に映ることのありがたさは「難視聴地域」に住んでる者にしか分らないだろう。当たり前のことには感謝の気持ちが薄れるものだ。そのことがテレビの効用を再考するきっかけになった。

NHKのチデジカ(エゾシカじゃない)キャンペーンが進んでる。普及率は90%を超えたという。だが、お年寄りの1人暮らしや、低所得所帯では遅れも目立つという。
1人暮らしのお年寄りは、日がな一日中テレビと会話してるケースも多いと聞く。
もし、今年7月でアナログ放送が打ち切られてしまったらどうなっちゃうんだろう。他人ごとながらチョッとだけシンパイになる。お上にも配慮が少しあっていいんじゃないか。
そんな思いでウォーキングに出たら、上空を飛ぶタンチョウの群に出会った。カシャッ!上手く撮れなかった。

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