【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 「年度変わり4月」の“不条理”!

さて質問です。写真は何を写したものでしょう?
雪?正解です。5cmほど降り積もった雪を掻いた跡です。凍っちゃうと車が出入りできなくなるので、とりあえず、タイヤが滑らないようにと掻いたら、なんだか幾何学模様になっちゃった。

ただ、この写真がスゴイのは、実はこれ、雪掻きしてから3日目の朝に撮ったもの。つまり、前の2日間では、全く融けなかった!真冬日が続いてるのである。そんな寒波の中で、大学入試センター試験が行われた。
釧路じゃ寒いだけだったが北海道を含む日本海側、中部、中国、九州・・・東海までが大雪に見舞われることになる。
交通機能麻痺が予想されたため、一部では開始時間を1時間遅らせる地域や大学もあった。
それにしてもフシギだ。いろいろ不都合があるこの時期に、なぜ入学期を定めたんだろう。というより、何で4月年度代わりという制度を導入したんだろう?そりゃぁ、9月ぐらいの方が気候が安定してることは誰でも分るだろう。

実は明治政府が決定したこの制度、官軍である薩長政治によって、幕府軍に加担した豪雪地帯の奥州、羽州越州に対する仕打ちとの見方が有力だ。年度末近くに除雪、融雪に予算を使わせる意図もあったという。やはり、陰謀は巧妙に仕込まれてたようだ。
「勝てば官軍 負ければ賊軍」の負の遺産を、北国はその後百年何十年にわたって子から孫へ、孫からひ孫、玄孫へと引き継ぐことになった。海江田経済産業相じゃないが、「一言で言うと“不条理”だ」
ただ、4月の年度変わりは本当に負の評価ばかりなのか?それとも正の評価はどうなのか?検証の必要はある。
菅第二次改造内閣がスタートした。その政策は写真のような意味不明、負の遺産としての幾何学模様を残すのか、それともキレイさっぱり雪を融かしてくれるのか?興味のあるところだ。

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