【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

文化

「パリは燃えているか?」

※残念ながら映画そのものは観てない。が、タイトルを聞いた時の衝撃は忘れてない。情況も覚えてる。第二次大戦ドイツ降伏時寸前、ヒトラーがドイツ軍将軍に発した「花の巴里破壊命令」。成果を問うヒトラーの電話の声だけが司令部内に響き渡る・・。 (パリ…

「裏腹」

※蛾、蟻、蝶・・・いろんな虫が訪ねて来ては、窓に停まる。リビングから眺めてると普段は見たことのない虫たちの裏側、つまり「腹」を観ることができて、結構楽しい。愛猫クルルが、虫達に届かないと知りつつ襲い掛かるのも、猫の本能が見えて面白い。 (斜…

「藤、三つ咲いた!」

(一つめは、ウチの山藤。二つめ、三つめは「藤井聡太君」「藤井荘」のダブル「フジイソウ」) ※池上彰は全国紙を殆ど取ってるという。「コラム中心に目を通しますが、書出しで何を言いたいコラムなのか、を予想するのが好きです。予想通りだと嬉しい!予想…

「感字」

※それにしても日本語はよくできてるな~、と思う。「漢字」を「感字」と置き換えたいくらいだ。例えば「薫風」。広辞苑で「かおる」を引けば「薫る・香る・馨る」の3文字が。『よいにおいが漂う。におう。つややかな美しさ』とある。それを風が運ぶ。 (シ…

「アネクドート」

※ある日突然、シベリア軍総司令官が声明を出した。『我々は日本国に宣戦布告する』。基地から最新鋭戦闘機が次々と飛び立つ。一時間後、総司令官は再び声明を出した。『残念ながら我々は敗北した。喜べ!シベリア地区は、日本国領土となった!』 ※「これは、…

「滅びの道だにゃ~」

※「アッチイなぁ、北海道で連続猛暑日が15日続いたのは、史上初。札幌で18日連続夏日は97年ぶりなんだって!異常気象だにゃ~っ!あぁ、それなのに札幌でマラソン開催なんて、キチガイ沙汰だよ。案の定、男女とも約3分の一が棄権したんだってっ! ※オイラも…

「クロスオーバー」

(紅葉はすでに山から里にも降りて来てる。イチイとカエデ紅葉のフュージョン) ※『貧乏な人とは、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人たちのこと』。そう訴えたのはキリストでも、ムハンマドでも仏陀でもない。世界で最も貧しいと言われたウルグアイ…

「秋冷」

※20℃近い寒暖差が日替わりで続いた一週間が過ぎ、一気に例年の秋へと突入した。本州じゃその劇的変化は感じ憎いだろうが、もはや朝の窓には結露が付き、冬の入り口の気配だ。本州の晩秋に当たると言ってもいい。季語でいえば「秋冷」というところだ。 (野生…

「紅一点」

※「ヒグチはスゲエよなぁ、期末テスト、イチバンだったらしど!」評判になったのは、男子生徒50人のクラスの中にたった一人在籍してた女子学生。特別美人じゃなかったけど、一人だけの女子。学力優秀。当然、目立つ。誰かが言った。「紅一点だ!」。 ※辞書を…

「行動変容」

※ウレシイことに例年通りアイヌネギ(ギョウジャニンニク)が芽を出してくれた。今年も本格的な春到来、阿寒冥利に尽きるのを感じるのはこれからである。だが、今年は異変が迫ってるような不気味さを感じる。例年になくエゾシカの痕跡が色濃いのだ。 ※この数…

「1111111111」この数字、なぁ~んだ?

※「彼らには“時間”という概念がないンですね」。約一万年前の人類大移動の軌跡を自転車で辿った「グレートジャーニー」を終えた医師・冒険家の関野吉晴は語った。 ※アマゾンの奥地で遭遇した原住民、ヤノマミ族のことである。「朝目が覚まし、食べて、夜寝る…

「平成31年4月27日。雪。」

※一週間ほど前、当地阿寒は最高気温26.5℃。列島でも有数の暑さだったのに、その2、3日後には最低気温が0℃近く。土曜日には雪が積もった。これじゃ身体に良い訳ないさ!参ったなぁ、この雪の中札幌に行かねばならない。いやはや・・・。 (予報じゃ15cmの積雪…

「成長論」Vs「劣化論」

※北国の春は、おっそろしく速いスピードで成長する。この間頭を出したばかりのフキノトウは、はや立ちあがり、花を開いた。お馴染みのアイヌネギ(ギョウジャニンニク)も、落ち葉を貫いて地中から飛びだしてきた。 (生のエネルギーに溢れてる。ぐんぐん成…

「令和」決定の舞台裏

※『「バカ野郎、オレの狙いが入ってないじゃないか、もう一度やり直せっ!」シンゾーが、そう怒鳴ったかどうか、また「忖度」があったのかどうかは分からんけど、選定作業終盤の3月中旬以降、考案者と噂されてる中西進名誉教授に追加発注(要請)されたこと…

「村」と「ムラ」

(まだまだ雪は降っている) ※先週報告したとおり、二度の「ブリザード」襲撃をクリアし、これ以上被害が出ぬよう「Amazon」対策も施した。折しも日中は暖かい春めいた風も吹いてくる。 ※肩腕痛は運動不足も一つの原因と言われたので、入院やら足の手術やら…

♪そだねー♪

※いささか古びてしまったが今年のユーキャン流行語大賞が「そだねー」に決まった。 ※「そだねー」は、平昌オリンピックカーリング女子銅メダル、北海道北見市の「ロコソラーレ」カーリング女子チームがゲーム中盛んに発した言葉で、お茶の間で大いに話題にな…

 “おらが蕎麦”は絶品!「そだねー」

※今年も「蕎麦打ちの会」が開催された。去年は入院中だったので2年ぶりの参加だ。「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」…究極の「3たて」を提供するこの蕎麦の会は、本ブログで何回もアップロードしたが、今回もその絶品ぶりを再確認することになった。 ※集…

“おらが蕎麦”は絶品!「そだねー」

※今年も「蕎麦打ちの会」が開催された。去年は入院中だったので2年ぶりの参加だ。「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」…究極の「3たて」を提供するこの蕎麦の会は、本ブログで何回もアップロードしたが、今回もその絶品ぶりを再確認することになった。 ※集…

 さて、来年の一字は・・・

(薪ストーブの焔は身体と家、そしてココロを温めてくれる) ※午前2:00覚醒。午前2:30起床。洗顔。おにぎりの朝食。午前3:00。目覚まし時計は鳴らない。同居人を起し、荷物、チェック。車のエンジンかける。荷物、積みこむ。 ※午前4:00。出発、除雪なしの道路…

やっぱり【忖度】っ!

※今年の流行語大賞に「インスタ映え」と「忖度」が選ばれた。「インスタ映え」なんかはどうでもいいが、【忖度】は選ばれるだろうと予想してたのでチョイと溜飲が降りた。 (これでも昨日より8℃暖かい!朝6:40分撮影) ※日本人も「インスタ呆け」だけじゃなか…

【10月はたそがれの国】

※最近、道新コラムに米作家「レイ・ブラッドベリ」の名が頻繁に登場する。ブラッドベリファンとしてはウレシイ限りだが、喜んでばかりはいられない。というのもーーー ※『米作家レイ・ブラッドベリに「ロケットマン」という短編がある。ロケットに取りつかれ…

 物欲、金銭欲、絶ち切れっ!

※写真は愛猫「クーちゃん」の保有する専用道具である。リストを作ると愕然とする。「A」お遊び系…“チュンコ”“チュー公”“キンコ”“モアモア”“など全約20点。 ※「B」ファッション系…首輪1、バンダナ3、ネイル調整器5本+1枚など計11。「C」食器系…専用トレー3、…

猛暑なのに、お〜っ、寒っ!

※『3連続猛暑日28年ぶり』〜7月の熱波道民悲鳴〜 道新一面トップの見出しだ。暑さ大好きな身でも流石に暑いッ!体がコチラの気候に慣れちゃったんだろうか?それとも加齢か? ※かつて2度ほど熱中症もどきの経験があるので、こんな日は家に籠もるに限る。何…

「権」に負けた「ペン」っ!

※このところ、週刊文春が頑張ってる。「アベ組長」にペンを振りかざしてる。献金、不倫…痛いところをちくちく刺してる。さらにたった1人の若き「子育てママ」のブログが組長の横ズラを平手打ちした。 ※しかし大手メディアはまさに“忠犬ポチ”状態。ことに、こ…

 [丹頂愛護会]50周年記念式典!

※「絶滅した!」と思われてた「タンチョウ」が奇跡的に釧路湿原で発見されたのは、大正13年のことだ。人跡未踏の釧路湿原が、日本を象徴する優雅な鳥の絶滅を守ったといってもいい。 (1958年、新千円札の裏に優雅な写真が採用) ※「タンチョウ物語」はここ…

酷寒NHKに春は来るかっ?

※うるう日の2月29日朝から3月1日にかけて北海道を3つの低気圧が通過、後に根室沖でひとつに合体した。またもや暴風雪警報!当初風はなかったが、24時間で積雪は60cm近くになった。 ※その雪が瞬間最大風速30m近くの暴風で舞い上がり始めたのが1日午後。雪は止…

釧路湿原美術館第12弾!

※国債、株安、原油安、安保法制、憲法改正…日本中が喧しい!世界に目を向ければ、水爆実験、ミサイル発射、IS、経済制裁、シリア難民、アメリカ大統領選…これまた蜂の巣をつついたような騒ぎである。 ※世界は明らかに“厳冬期”に突入してるようだが、日本はこ…

湿原美術館第11弾!年の暮れっ!

※皆さま、今年も1年ありがとうございました。新しい知識を吸収できたり、想いを共有できたり、様々な視点を勉強できたり、様々な暮らしを知ることができたり…皆様とのブログフィールドが毎日の生活にこれほど大きな支えになるとは、正直、夢にも思いませんで…

次世代に渡すもの!

※さて、年末恒例の餅つきである。今年は12月20日だった。雪になると70km離れた標茶(しべちゃ)には辿り着けないかもしれんので今年も前泊。友人達と一献、翌朝5時に馳せ参じた。 (小学2年生の女の子。興味津々だが、ひとりで搗くには杵が大きすぎる) ※−15…

 「ねこに未来はない」!

※標題の「ねこに未来はない」は、今年の5月3日に永眠した詩人・児童文学家 「長田弘」が1971年に上梓した。「ネコの本」のうちでも超特級の名著だと思う。切ない短編だった。それ以降、これほど感動する「ネコの本」には出会わなかった。 ※が、その記録に終…