【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「紅一点」

 

※「ヒグチはスゲエよなぁ、期末テスト、イチバンだったらしど!」評判になったのは、男子生徒50人のクラスの中にたった一人在籍してた女子学生。特別美人じゃなかったけど、一人だけの女子。学力優秀。当然、目立つ。誰かが言った。「紅一点だ!」。

 

※辞書を引くと、語源は中国の「王安石」というご仁が詠んだ「詠石榴」の詩の中にあるらしい。「万緑叢中(そうちゅう)紅一点」という詩---つまり一面の緑の中に一輪の紅の花(石榴)が咲いてる意で、写真はいずれも、まさにその光景ですよね。

 

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(エゾヤマザクラの夏紅葉)

 

※でも、近年は万緑叢中は省略され、「多くのものの中で、ただ一つ異彩を放つもの」という本来の意味よりも、「多くの男の中にただ一人いる女」を意味することが多くなった。「ヒグチ」もそういう意味での「紅一点」で使われてた。

 

※国会議員の「紅一点」市川房江然り、教育界の「紅一点」津田梅子然り。いずれも男社会万能の世の中で、男共が付けた「紅一点」。女を見下してる風がある。酷い「紅一点」もあった。次期首相候補の「紅一点」稲田朋美。・・・カンベンしてほしいなぁ。

 

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(カエデの夏紅葉)

 

※本来の意味、「多くの政治家の中で、ただ一人異彩を放つ政治家」は居ないのか?居るぞ居るぞ。結構居るぞ。「トランプ」「ボルソナロ」「プーチン」「習近平」「金正恩」「シンゾー」・・が、居るとは言っても、奴らは皆「ブラック一点」だ。

 

※本来の意味での「紅一点」なるリーダーは出て来るのか?世界には居る、居る、ドイツの「メルケル」、ニュージーランドの「アーダーン」、台湾の「蔡英文」・・女の人ばかりだ。彼女らがもしかしたら、「紅一点」の意味をも変えるのかもしれない。