【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 「わ・か・ち・あ・い」

※夕方、ケータイに電話が入った。「タイコン、取りに来いや」。標茶(しべちゃ)のアニキからだった。毎年恒例の、秋の収穫お裾分けである。翌日、義弟のタケちゃんを誘って、60キロほど離れたアニキの家へ貰いに出かけた。

(大方お裾分けした後のクルマの荷台。もう何軒かに配らねばならんだろう)
※貰ってきたのは、●ダイコン140本 ●カボチャ4個 ●キャベツ2個 ●ネギ15本・・・・・・毎年そうだが、大収穫なのである。当然ウチだけで処理できる量じゃない。で、「お裾分け」と言うことになる。帰宅してすぐにあちらこちらに走り回った。

※今回は全部で8軒に「お裾分け」した。ダイコンに限って言うと、漬物にしない家はせいぜい5本ぐらいだから、漬ける家には40本とかになる。
恐らくだが、一昨夜はおでんなどの鍋物やブリ大根など、煮物の家が多かったんじゃないだろうか…。

(義弟タケちゃん家にお裾分けした分。この下に20本の漬物用大根がある)
※昨年流行語大賞となった「お・も・て・な・し」は、「サービス」や「ホスピタリティ」とはニュアンスが違う。日本人ならではの他人に対する心遣いだと言っていい。その意味で、皆で“場”の共有を大切に考える「わ・か・ち・あ・い」も日本人の美徳と言っていい。
※金融資本主義が世界の潮流になった。ある意味で言えばこれは「カジノ資本主義」と言っていい。勝者と敗者がはっきり分かれるということだ。その本質を知ってながら敢えて濁流の中に積極的に乗り出そうというAB政権に敢えて、「第三の道はないのか」と問いたい!