【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 “ 脱農入工”っ?

※午前10:00頃、電話が入った。「突然だけど、今日の夕方空いてないっ?HBC(TBS系)が来春の「道東道 阿寒インターチェンジ開通」特集の一部として特産品開発プロジェクトの取材もしたいということなんだけど…」
※と言うわけで、HBCの取材に立ちあうことになった。先週の13日のことである。クルーはキャスターとカメラマンの2人。約30分で終了した。「オンエアは、一応来週20日の17:30分頃から」と言うことだった。

(13日、道東道阿寒インターチェンジ開通に合わせたドレッシングの試作取材風景)
※そして一昨日。オンエア待機してた目に飛び込んできたのは「農林水産物関税撤廃81%」の見出し。キャスターの声が響く。『農林水産王国北海道では国会決議違反の声が高まっています』…果たして特集オンエアはあるんだろうか?

道東道延伸特集トップ画面。新幹線開通効果を道東へ。)
※『そもそも情報を小出しにしか出さないで「コアは守った。ご理解をお願いします」じゃ、何を理解したらいいのかわからないっ!全体像を示せっ!』漁協、農協、さらには酪農家など、説明会参加者の声は尖ってる。
※オンエア待機を他所に、尖った声に思わず膝を叩いた。「確かに食料自給率が39%しかないのに、自動車部品の関税撤廃を誇っていいんだろうか?今後の国の在り方はどうなるのか…。農家の疑心暗鬼も尤もだっ!」

(阿寒インターチェンジは来年3月末にオープン)
※明治時代に大声で叫ばれた“脱亜入欧”。もしかしたら、これからは“脱農入工”にシフトチェンジするんじゃっ?TPPはアメリカ・ウォール街が仕掛けた中国対抗政策だと聞く。つまり金融世界戦略に翻弄されるってわけだ。
※「もし、農林水産関税が撤廃されて農水産業が衰退したら、食糧安保はどうなるんだろう。部品がなくても生きては行ける。が、コメがなくては生きては行けぬっ」…。その後特集は予定通りオンエアされたが、頭は混乱の極みだった。

(札幌⇔阿寒3時間半。そして特産品開発をオンエア)
※「観光がなくても生きては行けるが、コメがなくては生きては行けぬ。いや、コメがあっても人が来なくちゃ町は寂れちまうっ!町が寂れりゃ観光は成り立たぬ…。いずれにせよ、TPPは、地方に大きな負荷を掛けるっ!


★「平和安全法案」「一億総活躍社会」なんて、民を欺いてる場合じゃないだろっ!アベ組長っ!